6月月末 休日1日目
村34 町46
ダ40 討伐1 フ9
人1 犯1
魔100 中13 上1
剣100 剣中13 剣上1
回復42
治療76
採取84
草16 花5 実35
料理7
石工4
木工13
漁1
歌3
体55
女7
人は眠っている間に、20回以上も寝返りを打つ。
そのため、布団の中をゴロゴロと転がり、最初に寝ていた位置から大きくずれてしまうことも、少なくはない。
そこまで大きく動くことはなくとも、狭い布団の中に他人がいれば、重なりあってしまったり、抱きついてしまう可能性はある。
人に、それをコントロールする術はない。
また、男には、朝勃ちというものがある。
あれが大きくなる現象のことだ。
男に、それをコントロールする術はない。
朝目覚めた時、腕の中にアンネがいた。
一瞬、夢なのか現実なのか分からなくなったが、しかしすぐに、昨日同じ布団で眠ったのだと思い出し、これが現実だと悟った。
そして、自分のちんこがとっても元気なことも。
異世界の服装に、ズボンはあまり見かけない。
馬車の荷台に乗っている間は、ズボンを履くことの方が多いが、昨日は雨に濡れたために、洞窟で一度着替えている。
着替えた服は、ワンピースのような形。ズボンと違って押さえる力はとても弱い。
そのため、俺の巨大なちんちんは……。
俺はすぐさま、アンネが気づく前に離れようとした。
幸いアンネはまだ寝息を立てて寝ている。そう思って。
だが……。
「す、すう、すすすすすうすう、すすす――すうう」
俺は、こんなに寝たふりが下手糞な奴を見たことがない。
アンネは顔を真っ赤にしながら、明らかに起きている寝息をたてていた。
そして、俺が離れてしばらくすると、目を開けて言う。「ふ、ふあああ。い、いやあ、いいい今、目が覚めました。おはおはおはようございます」
完全に起きていたようだ。
「お早う。ごめん、寝相悪くて」
「いいいいいえ、そんな、全然、何も気づきませんでしたがっ?」
アンネの視線は、完全に俺の股間に向いていた。
俺が完全に悪い……、うん、すまん。
ただ、これで男のなんちゃらを、少しは察してくれるようになったのかもしれない。
それに期待しよう。
移動は再開し、オキロー町についた。
町というか、ほとんど村に近い、あまり人のいない町だった。
宿屋も1軒だけ。
俺とアンネは同じ部屋に泊まる。
もちろん、眠る場所は別。
俺がベットに寝転がると、アンネは逃げるように布を抱え、部屋の隅にまとめ布団を作る。そして、すぐに横になった。
今日は1日、顔がずっと真っ赤だった。
たまに忘れたのか普通になるも、俺が話しかけたりすると、すぐに真っ赤に元通り。明日になったら普通になってくれてると良いけど……どうなんだろうか。
ネットがない世界の弊害だな。
日本でこんな反応をする奴はいないだろう。こんなところで、文化の勝利を得てしまうとは……。
「おやすみ」
「おおおおおやすみ! わ、私が寝ている時に近寄るなよ! ち、近寄ったら、こ、殺すからな!」
文明人ではなく、ケダモノのような扱いを受けている気もするが。
女の子との異世界生活は、なかなか難しい。
お読み頂きありがとうございます。
少し投稿ペースが狂っております。明日もおそらく書けませんので、投稿は無理かと。
明後日には書けるようになると思いますので、明後日は投稿できるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いします。