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詩集

一人ぼっちの公園

作者: 蒼山詩乃

一人ぼっちで 立っているの

夕暮れに染まるこの公園で

家に帰る子どもたちは

やけに楽しそうに笑っている


一人ぼっちで 立っているの

星が見えない静かな夜に

誰かの手に触れたくて

うつろに探している空を


見た


もう愛想笑いもできなくなって

どうしてみんな一人で 歩いていける?

神様なんで私は

ずっと俯いて


嫌いになってしまったよ

こんな感情 誰か欲しいのなら

見せてあげる

ボロボロの体で


ねえ

こんな暗い部屋を開けたのは

誰?


勝手にして

でも笑わないで

「これってワガママ――」


一人ぼっちで立っているの

家の明かりが消えた公園

意味なんてないはずなのに

眠りたくない、そう思った


〈間奏〉


夢の中でも会ってくれる人は

いないんだ 欲しいはずなのに

手を伸ばしても

届かない


嫌い

  嫌い

    嫌い


自分の全て


もう愛想笑いもできなくなって

どうしてみんな一人で 歩いていける?

神様なんで私は

ずっと俯いて


私も欲しいはずなのに

消えていった夢にしがみついて


胸に残る圧迫感

つっかえた感触を覚えてしまった


無意識に求めてしまった

孤独感なんていっそ


「死んでしまえ」

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