(1)随筆と言わせてほしい、たぶん。
長らく文章を書くと言う行為を忘れていたため、感覚を思い出すために浮かんだことをとにかく書きたいと思う。
自分が作品を書きたい! と思った原点がなんだったかと思えば、小学校の時に小銭を入れてカードを引く「カードダス」というトレーディングカード集めにハマっていたことに端を発する。
同じ趣味の友人と集まって、手持ちのカードを並べた上で世界観とキャラクターを借りて自分たちで勝手に物語を作って遊ぶのが好きだった。(その遊びを「ストーリー」と呼んでいた)
話の展開を考えることにおいて、多分それが最初だった。
その後、中学受験のために塾に通う際に電車で通塾していたのだが、塾の最寄駅につくまでと帰りの電車の中で当時ハマっていた漫画の、これまた世界観とキャラクターを借りて勝手に自分好みの物語を頭の中で想像して楽しんでいた。
中学・高校は物語を考えるというより、下手の横好きで漫画描きたいなあ、イラスト描きたいなあで好きなイラストなり漫画なりの模写をしていた。(ほぼ目だけ・顔だけで一向に体を描くのは上手くならなくて授業ノートに書いては消しを繰り返していた)
一つ転機になったのは、大学に入って漫画研究会サークルに入ったことだと思う。
中学。高校の時は漫画・アニメが好きというのは「え、そうなの?」みたいになりがちな日陰の趣味扱いの空気感が強かった時で、なんのしがらみもなく好きな作品やイラストレーターについて話せる場所があるんだということはとても良かった。そして、そのサークルは学園祭の時などの節目に作品を描いて提出することが必須で、二次創作・オリジナル問わず必然的に創作する必要があった。
その時はネット上のお絵かき掲示板というものにハマっており、色々なところで当時持っていた描画領域がハガキ一枚分ほどのワコムのペンタブレットを用いて描いては別のユーザーとの交流を楽しんでいた。
どのタイミングでだったか詳しくは覚えていないのだが、そういうところで交流する中で「文章がうまいね」と褒められたことがあった。
それは、自分の方向性を決める言葉でもあった。
(続く)




