表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
深淵の峡谷から生まれた神秘の怪物  作者: 鋼さん
深淵の峡谷編
2/2

強者と真の死を求める怨霊VS何としてでも救いたい王

どーも鋼さんです。なんかちょっと書けたんだ投稿しまーす。ちなみにですが今回の話は第三人称視点を取り入れてますので苦手な方はブラウザバックした方がよろしいかと思われます。

よっし、これで吸収した(救えた)のは132体目だな。しかし随分と身体能力が上がったな。最初と比べたらえらい違いだぞ。これでより多くの霊達を救えることができるな。もっと力があったらお前たちのことも早く救えただろうに。いや、ダメだな、焦りすぎだな。例えもっと多くの霊を救いたいと思っていてもな。そう考えて俺は頰を叩こうとした時咄嗟に避けた。その判断は正解と言って良いだろう。


俺が立っていた所に大剣が刺さっているのだから。あ、危なかった!沢山の霊を吸収したお陰で勘と能力が鍛えられた、だから避けることが可能となった。最初の俺では、避けることも叶わず………殺されていた!大剣に残っていた霊力の残滓で周りの霊力を探ると近くにいた。500m先に居る…………ッ!その霊力の持ち主は霊力を感知されたのを気付いたのか急接近で俺の方向に来る。そしてその霊は魔力を使った収束砲を俺に向かって放ってきた。


その収束砲、ビームを避けると突如として違和感が襲ってきた。なんであんなビームを撃ったんだ?あんな避けやすい、簡単に避けれるようなビームを。あそこまで強大な霊力と魔力を持ってたんだ。並大抵の実力者じゃないだろ。なのになんで戦闘初心者みたいなあんなビームを……………まさかッ!?俺は振り返って後ろの方向を見ると大剣の霊力の持ち主が俺に拳を振るっている所だった。咄嗟に防御をすることは出来たが俺は岩を何個も貫通して吹っ飛んだ。


俺はその吹っ飛びを地面に爪を立てて勢いを殺そうとするが全くもって止まっていない。ならばもう一つの手の爪を立てると勢いがやっと止まったのだが俺を吹っ飛ばした霊はいつの間にか何処かに行っていた。どこだ!?数秒前まで俺を吹っ飛ばしてたろ!?そう俺が驚愕していると急に後ろから吹っ飛ばされて後ろを見るとさっきの霊がそこにはいた。はぁ!?あの数秒で俺に追いついたのかよ!?そう俺が驚いていると霊は俺を上空に吹っ飛ばした。


ガッ、なんて破壊力だよ、この数秒で今まで取り込んできた怨霊のダメージを超えてるぞ!?そうして俺が驚いていると俺を吹っ飛ばした霊(次からは筋肉ダルマの霊、略して筋肉霊と呼ぶことにする)は上空に上がってきて俺に蹴りを加えようとしていた。おまっ!あんま調子に乗るんじゃねえよ!!俺は内心結構キレながら俺を蹴ろうとした脚をぶん回して地面に突っ込ませる。覚悟しとけよ!こっからが俺の本気だ!


ー三人称視点ー


そう深淵の王が心の中で戦意を決めた、そして筋肉霊、元フェリネス王国騎士団長であるルーファスも力を解放したのだ。果たして深淵の王の思惑通りになるかどうかは分からない。それは神でもそうだ。そもそも強さの基準や戦い方が違うのだ。それだけではない、体質、性格、筋肉、それらが全て違うのだ。しかし両者共に共通していることが一つだけある。それは闘志が溢れるほどあるということ。この空間は今、深淵の王とルーファスの闘志で埋め尽くされている。この戦いがどうなるかなど誰にも分からない。


そして数秒ほど経った頃決戦の火蓋が切られた。次の瞬間、途轍もない衝撃波が一帯を襲った。深淵の王とルーファスの拳がぶつかったのだ。ルーファスは驚いている、それは無理もないだろう。あの一瞬で強くなったのだから。いや、本気を出したと言った方が正しいだろう。深淵の王とルーファスの殴り合いはあれでは終わらない。周囲に衝撃波を撒き散らしながら戦っているのだ、その力の強さが窺える。そしてある瞬間から深淵の王の力は強くなった。


深淵の王は闇がある限り無限に強くなる。深淵の王はルーファスの力を凌駕した。…………しかしそれは一瞬の出来事でその上下関係は一瞬にして裏返った。例え深淵の王が無限に強くなるのだとしても、何百年、何千年も鍛錬に費やしてきたのだ。そう簡単に覆せるものではない。そしてルーファスはもう気づいているであろう。深淵の王は放って置けば置くほど強くなるという事実に。しかし手加減はしないだろう。例え手加減していれば勝手に強くなるような奴が相手でもしないだろう。己が認めた相手に手加減するのは己が定めたルールの中で最もやってはいけない禁忌なのだから。


「お前さぁ、強くなったろ?つまり放っておけばおくほど強くなるってわけだな。だったら俺と並ぶまで死ぬんじゃねえぞ、深淵の王!」

「ハッ!んなもん当たり前だろ!絶対にお前に追いついて救って(殺して)みせる。それどころかお前を超えてやんよ!」


今ここで深淵の王()破壊の騎士(暴力)の戦いが始まった。片や、全てを救うために、片や、全てを壊すために。真反対、意味不明、恐怖、絶望、それらが詰まった戦いで、本人達はどうでも良い。本当の意味で始まった。強者と死を求め、全てを壊す破壊の騎士VS全てを救うために闇に堕ちた深淵の王の戦いが。



これを見る頃には第二話を読み終わってると思って話しております。というか小説の本文を見る前に後書き見る人なんて居ないよね?話が逸れました、僕が書いた戦闘描写ってどうでしたかね?割りかし良い感じに出来上がったと思うんですけど『まだこれが足りないぞっていう』意見があったらじゃんじゃんコメントしてください。あ、優しくですよ?僕は鋼さんって名前ですけど全然鋼じゃないですから。心は硝子ですから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ