第19話 奴隷市
奴隷市に数グループで別れて街道を通って向かう。今回の侵攻作戦についてキーはイルーシャに聞く。
「作戦はどうすルつもりだ?」
「単純な力攻めよ。部下に確認させたところ昨日から防備が薄いみたいなの。かなり出入りする人間が少ないみたい。表門を破れば後は作業よ。裏口はあるという噂はきくけど情報統制が厳しくてわからなかったわ。でもないぶ監視のためにビーボーイの構成員たちでも表門しか使用しないわ」
「門に何かあるノか?」
「門に魔道具による防御を施されているわ。突破はラシオンに頼むつもりだけど時間がかかるかもしれない。敵を私たちで足止めしてどれだけラシオンを門の攻略に集中させるかにかかっているわ」
キーは作戦を検討し、あることを思いついた。
「俺様に門の攻略はまず任せてくれないか?魔力放出で何とかなるかもシれない」
「できるの?ラシオンと相談するわ」
イルーシャはラシオンに向かって駆け出す。ラシオンと少しばかり話すとラシオンがキーのもとにやってくる。
「聞いたぜ。なら最初だけできるか頼めるか?」
「了解ダ。後はまだ制御が甘いカら数十秒時間がかかるかもしれない。また俺様が吹き飛ばないように体を固定してくれると助かるンだが」
「そうか。なら使う時は合図してくれ。俺が飛んで向かう」
「アあ。じャあ頼む」
「おう。皆に伝えてくるぜ」
奴隷市は都市中央部に存在する。周囲には大きな建物ばかりが立ち並びんでいるが、その中でも一際大きな建築物がそれであった。他所の者よりも身なりのいい通行人がちらほらと散見される。しかし褐色肌の入れ墨を入れた集団が近づいてきて前に陣取ると我先に逃げていく。建物の周りには人の手が届かないほどの高さまで鉄柵が敷かれ、ひとつだけある入り口には屈強な護衛が並んでいる。その先には巨大な門を誇る白塗りの優美な建築物が存在していた。とても奴隷市には見えない。護衛達がこちらに気づいたようだ。それと同時にラシオンが号令をかける。
「弓を放て!門を破れ!」
「ルルアガの奴らか!お前っ応援を読んで来いっ!」
「クソッ俺の担当の時に来やがって!すぐ呼んでくる!」
護衛達は鉄柵の中に入ろうとするも半分以上が射抜かれる。それでも生き残りが鉄柵を占めて、応援を呼んで籠城して対抗しようとする。それを追ってルルアガの構成員たちは弓を放つが2人打ち抜いておしまいだった。鉄柵は閉じられる
「はぁっ!!!」
我夢が地響きをたてながら高速で鉄策に駆け寄って回し蹴りを放つ。鉄柵はかなり広い範囲で波打つように揺れ動き、我夢が蹴った部分はへしゃげているがとても人が入れそうではない。
護衛達は強硬に陥り、我夢にクロスボウをがむしゃらに打つが、それをたやすくいなして再び鉄柵を壊そうと伺っている。ラシオンも鎧から風を噴出させて地面すれすれを滑空するようにして高速移動する。風を噴射して飛んで来る矢を打ち落としながらキーに向かって叫ぶ。
「キー!予定変更だ!この柵ごと頼む!」
ルルアガの構成員たちが鉄柵の外に倒れている護衛達にとどめを刺して、鉄柵の中に入ろうと試みる間、キーは鉄柵の前に陣取り集中する。イルーシャはキーの横で待機する。ラシオンたちへの合図を任せたためだ。
空を貫いたあの瞬間を思い出す。魔力がうねり、周りの大気を捻じ曲げて突風がキーの周辺で吹き荒れる。イルーシャは驚いて腰布を抑えているがとても耐えられそうになく、しまいには諦めて状況を確認することに集中した。ルルアガのちらほらいる女たちもたくましいことに同様である。キーはそんなことに目もくれず、手をかざして集中する。
「おい!なんだよありゃ!」
「まさか……!魔導士か!」
「そんなこと聞いてねぇよっ!おっ……俺は逃げるぞ!」
ビーボーイの護衛達は異常な状況に混乱し、罵声が飛び交うと建物の中に一人逃げだす。それを追って我さきと生き残りが逃げていく。しかし無慈悲にもキーの魔力放出の準備は整った。イルーシャに合図を送る。
「いける」
「……!みんな!準備できたわ!!!門の前から退いて!!!」
イルーシャの金切り声のような大声によりラシオンたちは門の前から退く。ラシオンと我夢は全員逃げ遅れないように見届けてから、最後尾にいる者たちを抱えて飛んで逃げる。キーは限界まで魔力を押しとどめて、ラシオンたちが逃げ切るや否やそのすべてを開放した。
無色の力の奔流がキーから噴き出した。鉄柵を根こそぎ引っこ抜きながらまるで紙を丸めるように鉄柵がねじれながら建物に向かって地面を削り取りながら吹き飛ぶ。金属同士が擦れ合うけたたましい不快な重低音を響かせながら壁を破壊するも、門だけは破壊されない。
巨大な門の前にこれまた巨大な魔法陣が発光しながら出現する。なんと鉄柵の激突にも魔法陣が歪み、点滅を繰り返したが耐えきった。しかしキーの魔力放出は終わってはいなかった。
「凄まじいな……!」
ラシオンはキーの後ろで背中を押して支えていたが、身体能力だけでは吹き飛びそうになり、鎧が発光しながら風を噴出させる。普段であればそれだけで鳥のように空中まで吹き飛ぶような出力であったが、キーの魔力放出の前にはそよ風のようなもので形無しであった。ルルアガの構成員たちは数か所にまとまって地面に這いつくばり、砂嵐から身を防いでいる。しかし体格の良いものが小柄なものを抱えても、吹き飛ぶことだけはやっと逃れられるという有様であった。
「ラシオン殿!助太刀いたす!!!」
「……ありがたい!!!」
我夢がラシオンの横でキーを支える。キーも含めて3人は目を細めて砂塵が目に入らないようにしながら歯を食いしばり、魔力放出の反動に耐える。それでも地面に後を残しながらキー達は門とは反対に押し流されていく。
しかし門も限界に近づいていた。すでに門の周りの壁はすべて剥げており、すでに門の帝をなしていなかった。魔法陣はついに歪んで、電気が切れたようにぷつっと消え失せた。終わるときはあっけないものだった。門は吹き飛んでがれきに埋もれた。
キーは魔力放出をやめて建物を見ると無残な有様であった。側面までが壁は破壊され、正面はほとんど部屋の体をなしていない。建物の前部分5分の1は瓦礫と化していた。砂埃が落ちていくとあるものが見えた。護衛達が何十人もいたのだろうが瓦礫に埋もれてそのすべてが人間の姿形をしていなかった。
「疲れタ……足痛ェ」
「よくやった!お疲れさんだ!」
「キーは休んでいたまえ!あとは俺たちで片をつけよう!」
キーは座り込むとラシオンたちはいたわりの声をかける。ラシオンとイルーシャは周りの安否を手早く点呼して確認すると全員かすり傷だけで、動けない怪我はないようだ。そしてラシオンはすぐに号令をかける。
「お前ら!キーが計画通りやってくれたぞ!次は俺たちの番だ!後れを取るなよ!!!」
「「「「「応っ!!!!!」」」」」
「すっごい魔法ね!お手柄じゃない!」
ルルアガの構成員たちは建物に突入していく。イルーシャと10人程度は逃げてきたものたちや裏口から脱出してきたものたちを迎え撃つ役目を担うようだ。イルーシャはキーが返事がないことを見るやしゃがみ込んで心配そうに顔を覗き込む。
「大丈夫キー?立てる?」
「……おウ。少し休んダら俺様も行く」
「無理しちゃだめよ!」
「ネフェイが待ってるかもしレねーんだ」
キーは足を延ばしながら手でもみほぐす。腰からアルミラの薬を取り出して足全体に塗る。時折痛々し気に足を痙攣させるが、だいぶ落ち着いてきたようだ。イルーシャはキーの背中をさすっている。そして何かできることはないかと思案していると、水筒を取り出してキーの顔の横に差し出した。
「水よ。飲む?」
「飲まシて」
「仕方ないわね……」
イルーシャは甲斐甲斐しくキーの口に水筒を含ませた。キーはそれを半分ほど飲みながら足を揉む。キーは口を離すと立ち上がった。
「助かッた。ンじゃ行ってくるわ」
「本当に行くの?なら部下をつけるわ」
「自分が行こう」
「お願いね」
キーは駆け出した。それを追ってキーンの動向を申し出た男もついていく。イルーシャはそれを見送ると建物の周りに部下たちを配置させ、戦場の趨勢を見守った。
奴隷市では新大陸からの奴隷も多く扱っている。現在は国際情勢から奴隷の中でも最大の比率を占めているだろう。よって最近ウルゴルヌーマに連れてこられた新大陸産の奴隷が閉じ込められた牢屋が当然存在した。彼らはちょうど今売買されようとしていた。
「おらっ!お客様に笑顔で挨拶しろっ!奴隷ふぜいがっ!」
鞭を持った男が粘着質な声で、鎖につながれた奴隷と思われる隆々とした筋肉を持つ半裸の男に鞭を打つ。半裸の男の褐色の肌には無数の傷跡があり、また一つ鞭が風を切る音と共に追加された。半裸の男は鞭を打たれると目を見開くが固く口を閉ざして呻き声一つ上げない。半裸の男は鞭を持った男を睨み静かに、力のこもった声を出す。
「一族の魂にかけて貴様たちになど媚びるものか」
「舐めた口をきくんじゃあないっ!奴隷に魂などあるかっ!!!」
鞭を持った男はヒステリーに叫び、鞭を何回もしならせて半裸の男を嬲るも反応を返さない。鞭を持った男は不愉快そうに舌打ちする。
「チッ……そうだ……お前が歯向かった回数だけ、後ろにいる奴隷の幼体を鞭で打ってやろう!」
「……!」
「うえぇ……」
半裸の男の奥にいた子どもが傍にいた褐色肌の女の胸に顔を埋める。女は子どもを抱きしめて無言で背中を無知に持った男に向ける。言外に自分を先に鞭で打てという意思表示をしているのであろう。半裸の男は焦りの表情を初めて浮かべる。それを見て鞭を持った男はいいものを見たとばかりに嗜虐的な笑みを浮かべ、女と子供にゆっくりと鞭を地面に打ち鳴らしながら近づいていく。子供はついに泣き出してしまった。女も涙を一筋流すと、半裸の男は情けない顔で口を開こうとする。しかし救いは意外なところから差し伸べられる。
「かわいそうです。辞めてあげてください」
「へへへ……お優しいことで」
鞭を持った男はすぐさま振り返ると人の好い顔をつくって平身低頭する。その先には朝ないが品の良い身なりの少女と使用人のようなものたちが傍に控えている。
「オイっお嬢様に感謝しろよっ!ゴミに金を出して買ってくれる慈悲深いお方なんだからなっ!!!」
半裸の男は少女に頭を垂れる。しかし鞭を持った男は気に入らない様子だ。難癖をつけるように半裸の男の頭を小突く。
「ほらっ礼だよ礼ッ!言うんだよっ!!!」
「……ありがとうどざいます」
半裸の男は無表情に感謝の言を述べる。それに対して少女はぽつりと一言あげた。
「あなたたちはかわいそう」
「……は?」
半裸の男は聞き間違えたのかと思ったか下げていた頭を上げる。少女は無表情のままもう1度、しかしその声は不思議と部屋に響き渡った。
「そんな汚い肌に生まれてかわいそう」
半裸の男はあっけにとられた様子で大口を開けると、言われたことを理解したのか歯を食いしばり憤怒の表情をだす。それに気づいたのか気づいていないのかわからないが少女は使用人たちに顔を向け指示を出す。
「ここにある物を全部飼います。購入の手続きを」
「はっ」
少女の右隣に控えていた老紳士がお辞儀をして、懐から紙を出して鞭を持った男に差し出そうとする。
その瞬間けたたましい破砕音が奴隷市の入り口方面から聞こえてくる。
「きゃっ!?」
「お前達!お嬢様をお守りしろ!!!」
「なんだ何が起こっているっ!!!」
少女は体勢を崩し、ゆかに手を付けた。老紳士は物腰穏やかな態度が一変し、大声を出して少女を使用人たちに守らせる。鞭を持った男は突然のアクシデントに喚き散らすばかりで客の安否を気遣おうともしないほど気が動転している。奴隷たちは不安そうにあたりを見回している。しばらくすると建物の揺れも破砕音もやみ、不気味な静けさが部屋を覆った。いちはやく老紳士は冷静を取り戻し、厳しい顔で頭を抱えてうずくまっている鞭を持った男に対処を促す。
「失礼。何が起きたのか急遽確認願いたいのだが」
「……は?助かったのか……?」
「この状況を確認してもらいたいのだが?やってくれますな?」
「へっ……へぇ!直ちに!」
老紳士の有無を言わさぬ言葉に鞭を持った男はよたよたと部屋の外に出ていこうとする。しかしドアに手をかけようとすると、罵声と剣戟の音が聞こえてくる。鞭を持った男は顔が青ざめる。事の経緯を想像できたのだろう。そうして固まっていると、老紳士はしびれを切らす。
「何をやっている!早くいかんか!」
「じょ、冗談じゃねぇ!死にに行くわけがあるか!」
「貴様の組織のもめごとだろうが!もしお嬢様に何かあれば貴様らただでは済まさんぞっ!!!」
「そんなの知るかっ!!!」
そのような醜い争いをしていれば必然時間は消費する。少女たちは不安そうな顔をしていると、突然ドアが蹴破られて褐色肌の武装集団が列をなして入ってきた。
「同胞たちを開放しろ!他の奴らは拘束しておけっ!!!」
「ルルアガのラシオン……!なぜここに!」
ラシオンが命令を下すと整然とルルアガの構成員たちは行動に移す。あっという間にその場にいた奴隷以外のものを拘束し、鎖を外して奴隷たちを解放した。ラシオンは素早く次の部屋に部下を向かわせる。おそらく新大陸の言語で半裸の男たちと話す。半裸の男はラシオンに何度も頭を下げている。ラシオンはそれを首を横に振りながら爽やかに対応するが、次第に顔は険しくなり、拘束された鞭を持った男に近づいていく。
「お前、同胞たちが世話になったようだな?」
「何でも話す!欲しいものがあれば用立てる!見逃してくれ!!!」
鞭を持った男は情けなく頭を床にこすりつけながら命乞いをする。ラシオンは冷酷な目で見据えながら要求を口にする。
「奴隷の目録や販路の情報をよこせ。話はそれからだ」
「もちろんです!案内しましょう」
「下手な真似したら即座に殺す。余計なことは考えるなよ」
「……もちろんですよぉ!」
褐色肌の人間はすべてこの鞭を持った男を殺意の籠った眼で見ている。鞭を持った男を蹴り飛ばしながら案内をさせて、ある部屋までたどり着く。そうしているとひょっこりとキーが顔を出した。
「ヨぉ。多分奴隷を管理してる台帳とか販路の情報網が書かれた書類見つケたぜ。まだ読むのに慣れてないカら確認してくれ」
「キー!休んでていいんだぞ!」
「少し疲れただケだ問題ない。そレより早く確認を。ネフェイを探しタい」
「わかった。絶対に無理はするなよ?お前ら確認急げ!目ぼしいものは全部回収しろ!」
「はっ!」
ルルアガの構成員は書類を手分けして確認する。キーはラシオン、あらざっとこの建物の情報を確認する。手早く話が終わった後にキーは鞭を持った男を見据える。
「なーるホど。こいツが。おいお前ネフェイっていう赤い長髪のガキが昨日かラここに来なかったか?」
「すみません。私は見てませんぜ?」
「使えねーナお前もう用済みだってわかってんノか?」
「本当にすみませんっ!!!えーと……私が把握していないだけでいるかもしれませんっ!後は知ってるやつには心当たりはありますぜ!」
「聞くだけ聞いてやるが……知ってるかどうかどうかわかんねぇのにそんな価値あんのかよ?足りねぇよな?」
「この建物には秘密の隠し金庫が地下にあります!それで勘弁願えませんか!!!」
「いいもン持ってんじゃーん!聞かせロよ」
キー達は鞭を持った男から情報を聞いた。なんでも奴隷輸送を統括しているビーボーイの幹部ならネフェイの居場所とデュエムの居場所を確実に知っているだろうとのことだ。
ラシオンも頷き、なかなか精度の高い情報であると同意する。
「それじゃ残りの奴隷も解放スるか!後はほカにもビーボーイの人間を捕まえて情報の審議も確認してぇ」
「いい考えだ!お前ら!最後のひと踏ん張りだ!」
「「「「「応っ!!!!!」」」」」
キー達は奥へ奥へと進んでいく。いくつもの部屋を探索して奴隷たちを解放したがもうビーボーイの構成員は数人しかいなかった。尋問しているとほとんどがキーの魔力放出で命を落としたようであった。これまでに処理した数を数えるともうこの建物にはビーボーイの構成員は10人も残っていないようだ。しかし窮鼠猫を噛むという。ここで油断して死ぬのもばからしいので慎重にキー達は進むこととする。
「さっサと入れ」
「は……はい」
キーは鞭を持った男に扉を開けさせて安全を確かめさせてから突入している。何度も同じことを行って同行しているルルアガの構成員にけが人は一人も出さずに進むことができた。だが幸運は何度も続かない。無念なことに鞭を持った男はついに恐慌状態に陥った仲間の凶刃に倒れた。
「ぎぃゃあぁぁぁぁああああ!!!な……んで……」
「フーッ……!フーッ……!」
ドアを開けた瞬間に胸を何度も刺されて鞭を持った男は断末魔の声を叫んで絶命した。剣を持ったビーボーイの構成員は血走った眼で息を荒くして死体を見やる。そしてキー達に向かって絶叫しながら襲ってくる。
「おぁぁぁっぁぁぁぁああああああ!!!!!」
「ドカスがっッっっっ!!!!!」
キーは剣を抜いて受け止めるとビーボーイの構成員を蹴り飛ばして体制が崩れたところを突きで手を刺し、胸を刺し、最後にのどを刺した。崩れ落ちる男を確認すると剣を男の服で拭きながら悲痛な声を上げる。
「仲間を殺すなんて最低ダ……!こいつも浮かばレないだろうな……」
「……。」
ラシオン含め全員沈黙している。信じられないようなものを見る目つきでキーと2つの死体を交互に見ている。
「お前ラ。室内戦での突入の仕方はこうやるんだぞ?よク覚えておけ」
「……ぁ」
「……は……い。」
「よシ!じゃあ行くゾ!」
ルルアガの構成員たちは恐怖の籠った眼でキーを見る。ラシオンも絶句しているがキーがどんどん奥へと進んでいくのを見ると追いかけていく。鞭を持った男の話からするとここが最後の部屋だ。キーは牢屋を目の前にすると叫んだ。
「助ケに来たぞっ!ネフェイはいルのかっ!?」




