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いねむりひめとおにいさま【プロット版】  作者: つこさん。
第一部

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25/124

お兄様と王宮の騎士様・4

「罠かっ!」


なんと敵中に誘き出されてしまった!

さすがに多勢に無勢、これは降伏すべきだろうか。

…いや、僕にも警らの意地がある、一矢報いてくれよう!


「うーんと…今朝からそれはなんのノリなのかわからないのだが、市井で流行っているのか?」

困ったような表情を浮かべてしらばっくれるキラキラ妖術師。

なんでキラキラしてるのかわかった、案内少年よりさらに濃い色の金髪だからだ。

これはまぶしい、目に悪い。


「いったいなんの目的で僕に妖術を!」

「うーん、よくわからんがついてこい」


振り返ってこちらに背を向け歩いてゆくキラキラ。

さすがに背を向けた人間に攻撃をするほど卑怯ではない。

話し合いで解決するというならその方がいい。

おとなしく従うことにする。


招き入れられたのは雑多な執務室みたいなところで、見た感じは警らの詰め所と似たような場所だった。

まぁ警らの詰め所のがきたない、それは間違いない。

案内少年が茶を淹れて「どうぞ」とテーブルに置いたので、とりあえず座った。


キラキラは正面に座り「とりあえずわたしの名前を憶えてくれ、エドゥアルトだ」と言った。

「ちなみに妖術師とかじゃなく騎士職だ。

イェルク、君とは先週エミの店で会っている」

「うぅん?」

エミの店ってどこ。

「…まぁ相当酔っていたからな、しかたない。

改めて質問があるんだが訊いていいか」

「どうぞ」

どうぞ。

「先日も訊いたが…なんで警らをしている?」

「ん?」


なにそれ。


「仕事なんで警らしてます」

「そうじゃなくてだな。

なぜ職業に警らを選んだ?君の御父上は 尚書部長官補佐だろう、普通文官目指さないか?」

「文官の中間管理職のキツさ見てて目指したくなると思います?」

「…なるほど、まぁ武官も似たようなものだが。

――君の家格なら容易に騎士を目指せたはずだ、なぜ警らを選んだ?」

「えっなにそれそんなこと訊くんですか」

すっごい当たり前のこと訊かれてるし。


「警らのがかっこいいからですよ、断然」


キラキラ改めエドゥアルトが笑った。

「しらふでも同じ答えか、やっぱり面白いなぁ、君は」

「はぁ、そりゃどうも恐縮です」


「それで…もう少し準備してから伝えようと思ってたが。

私は君を引き抜こうと思っている」


んんー?


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アンケートは終了しました。ありがとうございました!!!


結果は第二部「居眠り姫と王女様・1」の後書きです。



スピンオフ作品


わたしの素敵な王子様。[短編]


君の愛は美しかった[連載]



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童話【居眠り姫と王子様】 作者:もふもふもん

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