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ブラックホール

全てフィクションです。


気づいたら、僕は老人になっていた


今までの記憶がなく、身体もあちこちギスギス


周りを見渡す


どうやらアパートの一室にで、今にも壊れそうな


ベッドに寝転がっている


部屋は昔ながらのボロい和室


ベッドの横には、杖がある


部屋にはテレビもなく、クーラーも何もない


窓にカーテンとベッド、杖だけ


体を動かすが思うようにいかないうえ、


ギシギシと痛みが走る


部屋から真っ直ぐ行くとドアある


外の様子が気になると


ゆっくりと杖を使って前と進む


ドアを開け、辺りを見渡す


どうやら二階建てのボロいアパート


僕は一階の角の部屋だった


ここはどこだ?


いくら思い出しても、記憶が蘇る事はない


ただ一つだけ言えるのは


自分がそこまで歳をとってない


それだけは確信がある


服は年寄りが着るような服装だが


腕には


若者が、付けるようなオシャレな時計をはめている


腕時計だけが、語りかける


これからどうしたらいいのか


まずは手持ちのお金、それに誰か知り合いがいないか


ヒントとなる物


そして今は何年か


ここはどこのなのか具体的に知りたい


幸い頭まではボケていない様だ


所持を確かめたく、一旦部屋に戻る


部屋は和室、台所


こじんまりとした間取りだ


和室に戻り辺りを見渡すが、ベッド以外何もない


仕方ないから布団をめくる


そこには、封筒が置いてあった


中を確認すると10万円入っていた


少しホッとする


それ以外に何かないか、台所に向かう


棚を開けて調べて行くと、奥の方に包丁とまな板


薬?カプセル用のが一錠

がある。


この身体でスーパーに行って、料理でもしろって?


もう少しまともな物はないのか?とガックリした


少し動いただけで、息切れがする上やたらと疲れる


もう今日は寝る事にした


そして次の日


清々しい朝とは反対に僕の気分は最悪だ


若いと言う出しか記憶にない脳に、年寄りの体


そして所持金は10万円


何とかしなければと思い


今日は食材と他に収入になる様事を考えていかなけば


と、その時チャイムがなる


ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン


移動に時間かかるんだ、待ってくれよと思いつつ


ドアに向かう。


ドアを開けた、前に人が立っていて


アパートの家賃5万払ってもらいますか?



嘘だろ?昨日見つけたお金の半分がアパート代?


それと同時に、こんな状態になり初めて人に会った


色々と聞きたい


僕は


アパート代ですね?払いますが、ちょっとここ最近


忘れがひどく、恥ずかしいのですが、ここはどこなの


か教えて欲しいんだが


男性は


ここは静岡ですよ、大丈夫ですか?


静岡?全く分からなかった


私はいつからここに?


いつからと言われても、もう10年近くは住んでいます


10年?そんなに?そんなに住んでいて、全く心辺り


がないとは


そろそろアパート代払って頂けませんかね?


他にも色々と聞きたいが、口調が高まった様な気がし


たからやめておいた


お金わ払い男は去って行った


残り5万


一食500円として、一日2食、50日分だが


来月になるとアパート代が来る


どう考えて次は払える事が出来ない


先の事わ考えて、行動しなくては


今日は食材のためにスーパーと市役所に向かう事にした


市役所行けば何かしら案があるばずだと


先に市役所に向かう


記憶の事は説明をせず、まずお金に困っている


事を相談した


結果、身元確認が取れないうえ援助するのは


難しい、誰か身内の方にと一点張りだった


頭を下げても門前払い


仕方ないとそのままスーパーに


そして家賃を払って半月


どうしたらいいのか


一日中部屋で風呂も入らずぼーとする日々


僕が何をした?


何をさせたいんだ?


だんだんと理性が失われていく。




監視者

こちらです。どうぞおかけ下さい


女性

ハイ



相変わらずギシギシと痛い


来月のアパートの支払いの事を考えると


もう払える見込みがないと


お金の計算すらしなくなった


働くにも無理


僕は

何の為なここにいるいるのすら分からなく


これで終わるのか?


こんなの嫌だ


そうだ、部屋もある、食料もある、家賃の事も考えな


くていい場所が一つだけある


刑務所だ


そうか、そのために包丁があるのか?


僕は決心した


大丈夫だ軽く刺すだけでいい


大げさになるだけでいい


僕は杖をつき、考えついた事に安心感が芽生えた


杖にもう片方に包丁


ドアを開けた。


ちょうど近所のおばさん二人が話している


背後からいこ


おばさんに近づき、包丁をだした瞬間


吹っ飛ばされた


あっけなかった


そして、おばさんは


色々ご事情があるんでしょう同情しますが、やめなさ


い。大した事もないし警察には言わないから


年配に対してのせめてもの敬意ですよ


去って行った


体力もなく、力もない、当然と言えば当然か


誰にも相手にされなく


一人アパートに戻る


ふと手に持った包丁


僕は何を考えてるんだ


…そうだカプセルがあった


あれは何だ?


もしかし…


カプセルを手に取った


何かの薬には間違いない


飲むのは簡単だもう、なくす物はや、今後の生活


の事を考えると…



監視者


お忙しいところすいません


今行動に移し始める様子なのでお電話しました


ありがとう今から行きます


監視者

楽しみしていてきて下さい



僕は


考えれば考えるほど、正常な判断が出来なくなり


ついにカプセルをのんだ



何も変化がない


なんか、ふと力が抜ける。ただの栄養剤かも


そしてその夜


吐き気がした。台所まで我慢出来ず、途中で吐いた


少し落ち着いた為ベッドに戻る


もう吐いた畳さえふく気力がない


しかし数分後また気持ち悪くなり


もどした。



監視者


夜中にご苦労様です。


…いい気味だわ



その後体に火傷のような痛み、時間とともに


皮膚がただれていく。それでも嘔吐は続く


クソッ


ただれた皮膚に痛みの上痒みが走る


我慢出来なく皮膚を掻く


ボリボリ掻くと皮がめくれ血が流れていく


あのカプセルだ


栄養剤ではなかったんだ


なぜこんなの目にあうんだ


僕が何をした


全く分からない。当然記憶がないのだから


皮膚はただれ、嘔吐は続きやがて


足の指が反って変形していく


骨が反る度に痛みが走る


限界だ


楽になりたい、畳に置いてある包丁を手に取る


監視者

多分自分では無理でしょうね


そう期待してます



僕は包丁の先を見たら、急に怖くなった


麻酔もない、刺したら当然痛いだろう


嫌だ無理だ、我慢すれば落ち着くかもしれない


時間とともにジワジワと火傷の様な痛み、そして


皮膚がただれいく


吐きたくても、もう吐く物すらなく


胃液が出るだけだ、それでも嘔吐は続く


誰か…助けて…



その言葉、苦しみ娘に見せたかったわ


1年前

おかーさーん

買い物行ってくるねー

元気がいい年頃の娘

年は15才

中学生

冬と言う事で、夕方でも、外は薄暗かった


娘の名前はユミ


ユミはそこ言葉を最後に行方不明


犯罪者名

タツヤ


年は19才

性格は暗く高校は中退

家でずっとゲームばかりの日々

近くのコンビニには顔を出すくらい


今日もコンビニに買い物にいく

その時ユミと出会う


なんて可愛らしいんだ

ペットにしたい

タツヤは変質者に変貌する


タツヤは帰宅後計画わ立てる

そして…


実家ではなくマンホール地下にその場所をかまえた


暗く誰もこない地下

事前に用意された数々の道具


ここでユミは想像も接する日々を死ぬまで

送っていた


ブラックホール株式会社

あの…


以上説明を終わります

今回内容によら

一万円で契約とさして頂きます


ではこちらにサインを…


ブラックホール株式会社

詳細

貴方に変わって復讐を実行、監視、します

条件として、相手の最後は見届ける、最後は契約者

で終わらせる事


金額は相手の犯罪内容により相談します

過去

最安値では無償の時もあり



タツヤのアパートにドアが開いた


タツヤ

誰かいるの?

助けてくれ



監視者

犯罪者タツヤ

これまでの経緯についてお話し致します


その前にこちらの女性を紹介致します


タツヤ

そんな事はいいから

早く救急車を


監視者

それは無理ですね

貴方は商品ですからね


タツヤ

何を言ってるんですか



監視者

話しを進ませてもらいますね


ではこれを持って

5分おきに犯罪者を

刺して下さい


女に渡されたのは

先が尖った、ピック


タツヤ

やめてくれ

限界なんだよ


そして

監視者は今まで経緯を話しはじめた


焼けただれた皮膚の上から

刺される激痛


そして、クーラーボックスから取り出された

1分しかきかない、麻酔注射


これは、話しをしっかりと聞いてもらう為と


長時間にわたり、激痛を繰り返しす目的


タツヤ

今の…今自分は…記憶すらないんだ

全くの別人なんだよ


監視者

そう

それも目的なのですよ


犯罪を犯した記憶で、この様な仕打ちをしても


直ぐ諦めらでも困りますからね


タツヤ

は〜は〜もう分かっから…


記憶を戻しましょう

注射貰いますか?


監視者

ええ


タツヤは注射を打たれた瞬間

全ての記憶が蘇った


楽になりたい?

まだ無理ね


時間は明け方になっていた


監視者

では次に

こちらをどうぞ


取り出したのペンチ


タツヤ

な、何するんだ


老体の体に激痛には耐えられなく

抵抗が出来ない


ご存知でしょ?

貴方が娘にした事


ペンチに力が入り、

指の爪を剥がした


タツヤは

悲鳴をあげた


痛い?これくらいでは死なないから心配ないわよ


全ての爪を剥がすのに午前中をかけた


畳にはダラダラと血が流れる


監視者

このままで出血がひどくなるので、こちらをお使い下さい



渡されたのは、石膏用ボンド


続く


予告

タツヤはこの後治療される


そして

そこからが

真の恐怖が待ち受けるのである























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