私、復活!
「あ、あの、この虎はいったい…」
「この虎は、私を食べようとした虎なんだよ。」
「そ、そうなんですか!?」
「そうです。ということで、復讐じゃあ!一発目はブラックホール!」
私は手にブラックホールを発生させ虎に向かって投げた。私はこの時虎はこん
なもの簡単によけるだろうと思っていたので虎の足元にブラックホールを発生
させ足止めをしようとしたが、
ガアアアアアアアアアア!!!
咆哮でブラックホールがかき消された。
「て、そんなのありか!」
「そんなこと言っている場合じゃないですよ!」
虎は私に向かってかみつこうとしていた。
やばい………な~んてね。
私は噛みつかれる寸前、全身を完全に闇に変え非物質化した。そのおかげでか
みつかれても平気なのだ!
虎は驚いたように此方を向き、一瞬で距離をとったが、
はい、これでお~しまい。
私は虎の体内に入り一気に膨張し、そして、
バン!
虎の肉体は爆散した。そして私の肉体は粒子状になった。だが、少しずつ粒子
が集まっていき、そして、
「私、復活!」
「し、ししょう~。」
「どうした?」
十夜が泣きながら抱き付いてきた。
「師匠が死んだと思いました~。」
「大丈夫だから泣き止みなさい。」
「は、はい~。」
「さて、虎の肉体を回収して食べましょうか。」
「はい!」
私たちは回収作業に入った。




