ブラッディドラゴン
城の中は暗かった。
な、何も見えない。ふふふ、久しぶりに登場だ!『発光』発動!
私は『発光』を発動し、手を光らした。すると、
ギャアアアアアアアアアア
ドンッ!
天井から何かが落ちてきた。私は落ちてきたものを観察した。
『ブラッディドラゴン レベル198:吸血鬼がドラゴンの力を手にいれた姿。
光に弱く、少しでも目に入ると、気絶してしまう。だが、攻撃力は圧倒的に
高い。』
光に弱いんだ~。ふ~ん、じゃあ、気絶している今のうちに食べちゃおう。
では、いただきます。
もぐもぐ………ごくん
美味い!だが、鉄の味が少しする。ブラッディドラゴン、さすが血の龍とい
うだけはある。…………自分でなに言ってんだろ私、頭狂ったかな?う~ん
まぁ、気にしてもしょうがないし食べよう。
骨も残さずきちんと食べました。
《レベルが五、上がりました》
《スキル『眷属化』を獲得しました。》
《スキル『血液操作』を獲得しました》
《スキル『飛行』のレベルが九、上がりました。一定のレベルに達したので
『飛行』が『浮遊』に進化しました。》
ふぅ、たくさん収穫があってよかったよ。では、この城の探索に移りましょ
う。
私は探索を開始した。




