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高校生発見


 私は、すべてのモンスターの死体を食べ終わると、モンスターたちを

 倒した時に現れた扉を開いき、中に入ると、


 ダンジョンコアだ!


 ダンジョンコアがあった。


 でも、どうしてここにあるんだろう?


 そう思っていると、突然後ろから衝撃があった。


 痛いなぁ。


 「だ、ダンジョンコアはやらないぞ!」


 後ろを振り返ると、男が立っていた。


 え、もしかして日本人?


 男の姿は髪と目が黒色で身長は百七十センチくらいでどう見ても普通の

 高校生だった。


 「ダンジョンコアだけはやられるわけにはいかないんだよ!」


 う~ん、同郷のよしみで破壊するのをやめてやろう。


 私はそう思い仮面を取り出そうとすると、


 「な、何をするつもりだ!?」


 私は仮面をかぶり人の姿になった。


 「あーあーマイクテスト。よし、喋れるな。」


 「な、な…」


 「驚いてるけど、そこまで驚くことでもないよ。それよりも君に質問を

 したいんだが、いいよね?」


 「あ、あぁ。」


 「では、まず、君は日本人であってるよね。」


 「あぁ、そうだけど。」


 「よし、次の質問だ。どうして、この世界にいるんだ。もしかして、君

 も私と同じように転生したのかい?」


 「転生?あんた、転生者なのか!?」


 「そうだけど、まずは私の質問に答えよう。」


 「……俺は転移者だ。」


 「そうか。わかったよ。私はこのダンジョンから去ろう。」


 「ホントか?でもどうして…」


 こいつ馬鹿なのか、私はそう思いながらも、


 「同郷のよしみとして情けをかけているんだよ。」


 「そうか、ありがとう。もし困ったことがあればいつでも来てくれて構

 わない。」


 「ホントだな。よし、分かった。それよりも、君の名前を教えてくれな

 いか?」


 「俺の名前は荒木悠斗だ。」


 「私の名前は瑞野隼瀬。」

 

 私はここからかっこよく去るために影に潜り込み光速で階層を移動した。

 そして、


 二度目の外だぁぁぁぁぁぁぁ!


 私は仮面を取り外し、興奮した。なぜなら、ダンジョンをクリアしたか

 らだ。て、あれ、何か忘れてるような………はっ、そうだ!あの虎をま

 だ殺してない!


 私はすぐさま荒木のもとに向かった。


 「荒木!」


 「うおぉ!な、なんだ!?」


 「次の階層に行くにはどうすればいい!?」


 「なんだ、そんなことならおれが転移させてやるけど。」


 「本当か!」


 「あ、あぁ、だが、どうして次の階層に行きたいんだ?」


 「当たり前のことを聞くなぁ。そんなこと決まってるだろ。このダンジ

 ョンをクリアするためだ!」


 「ダンジョンをクリアするのはいいけど、俺の作ったダンジョンだぞ簡

 単にクリアできると思うなよ。」


 「分かったよ。早く転移させてくれ。」


 「じゃあ、行くぞ。『転移』四階層。」


 すると、目の前の景色が変わり、その場から隼瀬の姿は消えた。






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