無双ゲーはもう飽きた
宮殿の内部はコバルトブルー一色だった。
綺麗。
その一言だけしか出てこなかった。しかし、ここはダンジョン内部、
何があるかわからないここで油断は禁物だ。
カチッ
え、
私はただ歩いていた。罠があるとは思いもせず。そのせいで、罠の
起動スイッチを押してしまった。
な、何!?
ビュン…ガンッ
壁から矢が発射された。だが、一発で終わるはずもなく、
ぎゃあああああああああ、さ、刺さる刺さる。て、あっぶなぁぁぁぁ
矢は異常なほど発射され続け、私は全力で逃げ続けた。
ガンガンガンガンガンガン
こ、怖い!
その後も逃げ続けると矢の発射される音がなくなった。
お、終わった?よ、よし、今度こそちゃんと探索をしよう。
私は、近くにあった扉を開けた。そして、中に入ると、
またか、またなのか、
モンスターが大量にいた。モンスターハウスだった。
モンスターたちは私に気が付き襲い掛かってきた。が、
無双ゲーはもう飽きた!死ね、ダークブラスター拡散!
ダークブラスターは拡散し、モンスターたちの体を貫いていった。
虐殺は数秒で終わった。
さて、ご飯にしよう。
私はモンスターたちを食らい始めたがすぐに部屋の様子がおかしいこと
に気が付いた。なんと、部屋の奥に扉が出現したのだ。けれど、
まずはこいつらを食ってからだ!
私は好奇心に打ち勝ったのだ!………食欲が…