第二階層 海
階段を降りた私を待ち受けていた光景は、
何これ………海じゃん!
あたり一面海が広がっていた。島などはなく、空にはなぜか知らないが太陽
が輝いていた。
私はダンジョンをなめていたということか、ふふふ、だが、こう来てもらわ
ないと面白みがないからね。さて、今からすることは海水浴じゃ!というこ
とで海を泳ぎます。
私はそう思い、海にダイブして、泳ぎ始めた。勿論私は平泳ぎです。
う~ん、食料も確保したいし、どこかに陸はないのかなぁ?
そう思っていると、
ザァァァァァァ
な、何この音!?
音をするほうに振り向くと、馬鹿でかいサメが目の前まで迫ってきていた。
ギャァァァァァァ!く、来るなぁぁぁぁ!
私は一心不乱に泳いだが相手はサメ逃げ切れるはずもなく、
バクン
飲み込まれてしまった。飲み込まれた私は、
う~ん、どうしようか。
物凄いのんびりしていた。理由は以上にサメの中が広かったからだ。
あっ、これって、中から攻撃して倒せばいいんだ。そうと決まれば『鋭牙』
『吸血』発動!ということでいただきます。
私はサメの腹の壁にかみついて血を吸い始めた。
あ、このサメの血、おいしい。
血を吸い続けると、
《『吸血』のレベルが一上がりました。》
やった!スキルレベルが上がった。この調子でどんどんいこう。
私はそれから血を吸い続けると、体がひっくり返った。いや、正確にいう
ならサメの体がひっくり返り、そして、
《レベルが三上がりました》
え、もしかして、倒した?やってやったぜ見たかサメ。これが私の力だ!
じゃあ、早速ごはんができたからいただきます。
ふぅ、ご馳走様でした。
《スキル『水泳』を獲得しました》
《スキル『鋭牙のレベルが三上がりました》
やった!この階層で役に立つスキルがゲットできた。では、早速泳いで
みよう。
私は泳ぎでみてみると、
おぉ、体が軽い、もしかして、水中でも呼吸ができるかも、
そう思い水中に頭を入れると
………ぷはっ、む、無理だった。そうだ!この階層にいるモンスターを食
べれば水中で息できるスキルを手に入れることができるかも、ならば、や
るしかないか、
私はこの時、この階層にいるすべてのモンスターを食い尽くそうと思った。




