4話 味方登場
花奈たちが帰った後、内容を聞いてた人物がいた
「俊、今の会話聞いてた?」
「あぁ、聞いてたよ」
彼は先程、花奈たちのオーダーを取ってた人物
カフェドルチェで働く、萩野俊矢だった
「どうやら、噂で聞いてたけど怪物?が出るんだろ?」
「みたいね」
答えるのは、ドルチェのオーナーである
須藤あんずだった。
「見てくる価値あると思う?」
「あると思う」
「怪物って……あれじゃないよね?」
「まさか……」
俊矢たちはここの世界の人間ではない
人間界を守るためにきた異邦人だった
俊矢たちの世界では一つの国がなくなっていた
それは太陽の国…
16年前、太陽の国に突如として現れた
怪物カルネヴァ
カルネヴァは俊矢たちの世界と人間界を滅亡させるほどの力を持っていた
周りの国々と協力して体を5つに分け封印した
だが、舞台となった太陽の国は見る影もなくなっていた
生まれて間もない花奈は叔母であるソナタと共に
人間界に避難したのである
残った太陽の国の人々も人間界に行く者、他国に転入する者、散りばめられた
その後、異能者は人間界に異常がないか
駐在して見守ることとなった
普段は2人体制で見守っている
4月から高校3年生の結界/時使いの宮野真都
4月から大学1年生のドラゴン使いの立野竜葉
異常を感じたら、竜葉を通じて竜葉の祖父である
蒼龍に伝えることになっていた
異常が見つかった為、あんずと俊矢がカフェを情報取集の為に開店させていた
あんずが通信機器であるバングルで伝えた
「竜葉、四ツ井学園高等部で怪物が出現したそう」
「なんだって?」
「知らなかったの?」
「ごめん、大学準備で知らなかった」
「全く……」
「真都にしばらく任せてたからわからなかった」
「今日、カフェにきた子たちの会話で知ったのよ」
「時間帯は?」
「深夜だそうよ。学校中で噂になってるみたい」
「深夜か……」
「今日きた子たちで学校に行って確かめるらしい」
「行くって、今日か?」
「多分?」
「もし、あいつの駒だったら……」
「人間相手じゃ、歯が立たない」
「俺らが行かないと……」
「2時頃って言ってたから1時間前にこれから来る
子たちを向かわせる予定」
「今日だっけ?」
「蒼龍様が用意した子たちは今日来るわよ」
人間界を守る為に蒼龍が用意した子たち
風、火、水、地、氷……などたくさんの異能者が
人間界に集結する
「ひとまず、準備は落ち着いたから俺がまずは行くよ」
「ヤバそうだったら、連絡する」
「わかった」
竜葉は一人で学園に向かった




