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パンドラ創生記  作者: ニワトリ戦士
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第八話 緋縅せんせー

 「それで?一体?何を教えてくれるんだ?戦闘訓練なら普警で一通り習ったぞ。」

「今日教えるのは、戦闘じゃなくて異能を使ううえでの

基礎知識と安全に使えるように対策法を教える。」

「基礎ぉ?そんなの知らなくてもなんとなくで使えるだろ?」


…うーんこれは、長い授業になりそうだ。


「環は元々普警だったからよく知らないようだけど、なんとなくで使えてる今の状態が異常だからな。 普通はイメージの訓練を何年もやって安定して使えるようにするんだ。」

「イメージの訓練?」

「あぁ、どのくらいの威力でどういう攻撃をするっていうイメージを瞬時に思い浮かべるようにする訓練だ。イメージせずに使うとと異能が上手く使えなかったり暴走したりするからな。」

「暴走なんてしたことないぞ。それで?私はこれからこの訓練を何年間やるんだ?」

「いや、訓練はしなくていい。暴走したないってことはおそらく無意識のうちにイメージ出来ているんだろう。だからこれからお前にやって貰うのは技名を考えてもらう!」

「えぇー、そんなの言わなくても使えてるんだから良いじゃねぇか。考えるのメンドイ」

「だめだ。いつ暴走するか分からないからな今のうちに不安要素は無くしておきたい。それにもしかしたらその異能で出来るだることが増えるかもしれないぞ?」

「…………分かったよやれば良いんだろ! やれば!」

「あ、そうだ技名を決めるときに意識することは、なるべく簡略化して自分の異能を表す言葉を入れることだ。例えば俺の技名は、あらゆるものを破壊する破滅と竜に変身したり能力が使える獣宿し·龍(ソウル  ドラゴン)の二つの異能で、出来ることを表す言葉を入れてる。」

「ん? お前の異能って火じゃないのか?」

「あーそういや言ってなかったっけ?あれは龍の力の一つの炎の操作だ。他にも体に装甲をだしたりそら飛べたりするよ。」

「空まで飛べるのかよ。」

「飛ぶって言っても、炎を操作して自分をミサイルに飛ばしてるだけだけどね。鳥を宿してるやつの方が自由に飛べるよ。」

「そうなのか、うーん、案外難しいな。」

「はは、じゃあ先に基礎知識を教えようか?」

「うー、そうする。そういえばさっき鳥を宿すって言ってたけど、鳥の力を身に付けるの方が正しいんじゃないのか?」

「あー、そこも知らないのね。全部、説明した方が早いか。よし、まずこのモニターを見ろ。」

「異能ってのはな主に4つに分けられるんだ。それぞれの特徴はこれだ。」


獣人(アニマル)タイプ 能力者の魂と動物の魂が融合し、羽毛が生えたり牙が生えたりと動物的な特徴が身体に出てくる。魂が融合した関係で精神干渉系の攻撃が効きにくい。デメリットは魂の融合が上手くいかず宿した動物に身体を乗っ取られる可能性があること。



元素(エレメンタル)タイプ 希少。火や水、雷などの自然エネルギーを操れるようになる。デメリットは身体が成長する過程で適応しきれず命を落とす確率が高いこと。


天災(ハザード)タイプ 地球で起きた災害や病気を操れるようになる。宿す力が強大なため制御できずよく暴走する。デメリットはこのタイプの異能を使って多くの人を殺すと破壊衝動に飲まれ殺戮マシーンになること。


空想(ファンタジア)タイプ  超能力や魔法などが使えたり、架空のモンスターの力を使うことができる。全容はよく分かっておらずまだ謎の多い異能。デメリットは能力を限界まで使うと身体が消滅すること。


「……とまぁこんなもんだ。分からないところはあるか?………寝るなぁ!!」

「Zzz……ガッ!!痛ってぇ!?」

「フン。お前の端末にデータは送っておくから後で復習しておくように。」

「はーい。そういえば!私、端末貰ってない」

「マジ?あーじゃあ授業はここら辺にして飯でも行くか。お前の端末は飯食った後に貰いに行こう。」

「やったぁぁ飯ぃぃ!!」


ハザードタイプはヤベーイ

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