第二話 邂逅①
「そろそろ行くか…」
近くだからとゆっくり準備してたら、意外と時間がないな。会長時間に厳しいんだよなぁ、、、走るか
プルプルプル「うわやべ、もしもし?」
「もしもし、緋縅くん?今どこ?」
「エリアAの近くだけど?」
「ナイスタイミング!」「は?」
「実はその近くでランク5の事件に新人二人が巻き込まれてるらしくて鎮圧を手伝ってほしいんだ。」
「あーなるほど、わかった」
ランク5の暴動かぁ。新人には重いなぁ。まぁでも、俺のリハビリにはちょうどいいかな、スーツ着るのも久々だしな。
「着装」
腕時計に向かってそう言うと転送システムが起動し始めた。
「音声認識システムキドウ…………認証シマシタ転送ヲ開始シマス。」「装着完了シマシタ」
その時!体が光に包まれ、形状記憶金属で、できたナノテックスーツを装着するのだ!(誰に言ってるんだろう。)
そんなことをしていたら現場に近づいてきたわ…うわぁ野次馬めっちゃいるじゃん。いくら市販のバリアがあるとはいえちゃんと規制しろよ。死人が出るぞ。全く部隊だぁ?新人教育が出来てないの……あれ?てか、新人たち一人もいないじゃん、ナンデ?
ゴゴゴゴ!!!!ガッシャーン!
「グオオォォオア!!!」
「うわァァ!!!?」
「ギャアアアア!!」
「助けてくれー!!!」
あ、いたわ、、てかあのまま進むと野次馬のほうに…
あーあ、突っ込んじゃったよ。バリア全部砕けてるし。
つーか何あれ?バカデカイやん。それに首2個あるしどう見ても普通の暴走状態じゃないな。あ、どっちが先に喰うか喧嘩しだした。今の内に後輩たちを助けるか。野次馬共はどうせほとんどホログラムだから放置でいいか。
「おーい!そこのエサになりかけの奴らー今助けてやるから少し我慢しろよー!」
「「え?」」
「火鷹」
技名を言いながら鷹の形をした炎の斬撃を怪獣に向かって飛ばす
「「ギャァァアツイ!!??」」
「「熱っ!?」」
あ、喋った!?獣人タイプかあいつ、、怪獣にしか見えなかったわ。
「おーい、生きてる~?」
「「…は…ぃ…」」
うわー死にそうー。さて、あっちは生きてるかな……よかった二人共生きてるわ。…あれ?二人?さっきまで一人だったよな?
ヒュン!!!!
「クソッ!」
「いきなりナイフ投げてくるなんて、あぶねぇだろ!」
「うるさい!私の服を燃やしやがって!せっかく良いのを見つけたのに!」「は?家なんてどこにあ「ギャァァァ!!なんだ!?」」
うおっ何にもしてないのにいきなり燃え始めやがった!?