第十話 戦闘訓練
「ほらほら、どうしたぁ?全然攻撃が当たってねぇぞ!」
「クソッ!変溶·機関オラオラオラァ!!」
うおっ マシンガンにも出来るのかよ
「当たるかよバーカァ! ロウソクには火を灯さないとだよなぁ!?火生·猫火輪!」
「チッ それならこれで勝負だ。」
お、剣も使えるのか
「うおぉぉらぁ!!」
右からの薙ぎ払い、左上からの振り下ろし、振り上げ なんかの流派の型みたいだな。どっかで習ったのか?
「なかなかやるじゃねぇか!環ぃ!」
「次で決める!一刀流…」
「かかってきな!」
「巴渦月!」
「火燕鷹隼!」
「はっはっは 俺に勝つのは100年早かったなようだな」
「チクショー!負けたー!」
「まぁでも俺の技と互角なら試験なんか余裕だな。」
「おや、もう終わったのかい?訓練見てみたかったんだけどな。」
「ん? その浅葱色の隊服に五芒星の鍔がついた大太刀はもしかして北海道支部の隊長の土方 稜子か。何でそんな有名人がこんなところにいるんだ?」
「おや、私のことを知っているのか。竜滅くん」
「二つ名呼ぶな。噂はよく耳にするよなんたってアンタはあの曲者揃いの危兵隊のリーダーだからな。」
「曲者ね……君たち特級の方が我々よりもよっぽど癖があると思うけど?」
「そうか? それで、何しに来たんだ?まさかただ雑談に来たわけじゃないだろ?」
「あぁ私は三時間後に始まる食事会を兼ねた会議があるから会長に迎えに来るように頼まれて来たんだ。」
「……パス!俺はこいつを鍛えないといけないんでね。」
「ふふふ、それならこうしよう私と一戦やりあって君が勝ったら参加しなくていいし もし私が勝ったら大人しく参加してもらう。私は前から君たち特級の子と戦ってみたくてね。どうかな?」
「いいぜその案に乗る。後悔するなよ?」
「よっしゃあ、いくぜいくぜ!」
「ふふ、かかってきな」
イキってのはいいがさっきの環との戦闘でだいぶ炎を使っちまったからな。炎を節約してなんとか剣で消耗を狙うか。
「オラオラオラァ!!」
右へ薙ぎ払いからの振り下ろし、左からの横薙ぎをかわしてカウンター、正面振り下ろし、
「何で、炎を節約しているんだい?君はもっと技を多用する戦い方じゃなかったかい?もしかして限度がある?」
「さぁ?どうだろうなっ!酒でもくれるなら話してもいいぜ?」
炎のことはバレてるか。さっさと決めないとそろそろまずいな……つーかこいつ力強すぎだろ!さっきから鍔迫り合いになる度に押し負けるんだけど!?人間じゃなくて牛がぶつかってきてる気分だ。
「そんなに火が好きならくれてやるよ!火生·火夏星……っ!?」
どうやって俺の目の前に……!
「一本」
「ちくしょう、負けたぁぁ! さっき距離を詰めた時どんな異能を使ったんだ?瞬間移動か?」
「ん?異能なんか使ってないよ。あれは瞬歩っていう技」
「はぁ!?異能無しであの速度!?どんな脚力してんだよ。」
「気合いと鍛錬で。 それより、約束は守ってもらうよ。」
「チッ わかってるよ行けばいいんだろ。環、悪いが訓練は終わりだ。筆記テストの勉強でもしておいてくれ。」
「筆記テストなんて聞いてないぞ! 」
「じゃあこれを貸してやるよ。会長に頼まれて作った解説AIの説子ちゃんだ。」
「こんな、トイレの花子さんみたいな奴がまともに解説出来るのか?呪われない?」
「そろそろいくよー?」
「分かった。頑張れよー環」
「おい、無視かよ!ってうわなんか変なオーラ出始めたんだけどー!?」
何食べようかなー




