53/72
嬉しさ
今日は平凡な一日だったけど、ちょびっと嬉しいことがあった。
朝、枕元に落ちている頭髪の抜け毛の量が減った気がした。
養毛剤から育毛剤に変えた成果かもしれない。
朝からちょびっと嬉しかった。
それを戦いの女神と黒猫に話すと、抜け毛の量は変わっていないぞ、まったく変わってないですニャー、と痛い人を見るような目で言われたけれど。
出勤中、いつもより赤信号で車を止める回数が少なかった。
おかげでノーストレスの出勤ができた。
会社に到着した時、ちょびっと嬉しかった。
それを後輩に話すと、俺の場合は赤信号に引っ掛かる方が珍しいっすけどね、と自慢げに言われたけれど。
仕事中、週末なのに頭も体も回転が速く、スムーズに仕事ができた。
こんなこと、一年に何回かあるかどうかだ。
そのことがちょびっと嬉しかった。
それを仕事が終わった後に上司に話すと、いつもそうだといいけどね、と嫌味を言われたけれど。
帰宅後のリラックスタイム、缶ビールがすこぶる美味しかった。
酒飲みの感覚からしたら、体調がいい証拠だろう。
気持ちよく酔いながら、それがちょびっと嬉しかった。
それを戦いの女神と黒猫に話すと、おっさん今週もお疲れさまだったな、家主様お疲れ様でしたニャー、と労ってくれた。
嬉しさがちょびっとではなくなった金曜日の夜。




