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同居人は戦いの女神さま  作者: あしのクン
シーズン1
25/72

こんな日もあるよ

 朝、仕事に行くために外に出ると、庭に黒猫がいた。

 昨日の夕方にも庭で見かけた黒猫だ。

 黒猫は昨日の夕方とは違い、俺と目が合っても逃げなかった。


 昼、いつものように俺は後輩を連れて牛丼屋に食べに行った。

 シモベってどんな感じっすか? という後輩の質問に適当に答えた。

 先輩、今日は口数が少ないっすね という後輩の言葉にも適当に応じた。


 夕方、仕事から帰宅すると庭に黒猫がいた。

 ドアを開けて家の中に入ろうとすると、黒猫も一緒に入ろうとしてきた。

 俺は黒猫を優しく追い払い、家の中に入って玄関を閉めた。


 夕食、戦いの女神がこんなことを言った。


「我が家の近くに黒色の猫がいるのを知っているか?」

「黒色の猫? ああ、黒猫ね。知ってるよ。昨日の夕方も今朝もさっきも庭にいた」

「実はな、今日はその黒猫に往生したのだ」

「何があったんだ?」

「散歩中、ずっと我に付いてきた。散歩から帰って玄関から入ろうとしたら、その黒猫も玄関から家の中に入ろうとした。だから、庭先に逃がしたんだが、また玄関を開けたら、家の中に入ろうとした。それを何度も繰り返したので、往生した」

「まさか拳で黒猫を殴ってないだろうな」

「殴るわけがないだろう。しかし、あの黒猫は何がしたかったんだろうな」

「さあね。野良猫だったとしたら、新しい飼い主と屋根付きの家が欲しかったんじゃないの」


 夕食後、俺はさっさと入浴し、リビングに布団を敷いて寝転んだ。

 寝転びながらテレビを見ていると、疲れているのか? と戦いの女神に言われた。

 いつもより早く寝転んだので驚いたようだ。


 俺はテレビを見ながら、疲れてはいないけどこんな日もあるよ、とだけ答えた。

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