51 スキル整理
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個体名【泉 大地】
種族【日本人】
性別【男】
Lv【87】7UP
スキル
・戦闘スキル
【格闘術2】【受身3】【腕力上昇2】
【肉質向上1】【聴覚上昇2】【魔力操作2】
【生命力上昇1】【木魔法2】【表皮硬化1】
【脚力上昇2】UP【水中呼吸4】
【水泳1】【高速水泳1】
【身体強化魔法2】UP【水魔法2】【飛行魔法2】UP
【斧術2】UP【嗅覚上昇1】【怪力1】【火魔法1】new
・耐性スキル
【苦痛耐性3】【物理耐性3】
【毒耐性3】【精神耐性4】
【寒冷耐性2】【水圧耐性1】
【魔法耐性1】【火耐性1】new
【風耐性1】new
・固有スキル
【再生】【種】【ドロップ率上昇】
【時空間魔法】【超速再生】【妖精の瞳】
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三十一階層でビックワーム、ビックグリーンワーム、ゴブリンアームド、ゴブリンコマンダー。
三十二階層ではキラーホーネット、クィーンホーネット、ノッカーアームド、ノッカーコマンダー。
そして三十三階層でビックファイヤーフライとマッスルエイプと戦った。
それでも七つ上がっただけか。
「にしても、スキルが増えすぎて見にくいな…」
「整理したらどう?」
「整理?」
「え?」
ユキの言っていることが良くわからなかった俺はモモの方を向き疑問をぶつけると、ユキも少し驚いたようにモモを見る。
そしてモモも驚く。いや、説明が欲しいのは俺なんだが。
「教えてないの?」
「せ、整理ってなんのことですか!?むむむむ……。やっぱり私の知識にはありませんよ…?」
「あら、そうなの?なんでかしら?でも個体毎に多少与えた知識に差があるみたいだし、そんなものなのかしら?」
「かもしれません…」
「で?説明頼む」
「ああ。ワタシ達迷宮妖精も個体差はあるのよ。姿形…は見ればわかるでしょうけど、持っているスキル、適性のあるスキルもそれぞれ違うの。だからモモちゃんが持ってない知識をワタシが持っているってことよ」
姿形は見ればわかるって…両方ともヒヨコだし、俺が出会った妖精はヒヨコだけなんだが。俺の感想的にはモモが基本の妖精でユキが色違い?って感じだ。
「いや、まあ…それは割とどうでもいいんだが。というかモモにも似たようなことは聞いたことあるから、それよりもスキルの整理に関して教えてくれ」
「あ、そっちね。ごめんなさい。ステータスを出してスキルに触れながら指を動かすと移動させられるわよ」
指をスライド…フリックすればいいのか?……おお。できたぞ。えーっと、これをこうして…。
ユキにどんなスキルを持っているか話しながら操作する。
「……終わったかしら?」
「おう。見やすくなったぞ」
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個体名【泉 大地】
種族【日本人】
性別【男】
Lv【87】
スキル
・戦闘スキル
【格闘術2】【斧術2】
【木魔法2】【水魔法2】【火魔法1】
【飛行魔法2】【身体強化魔法2】【魔力操作2】
【腕力上昇2】【脚力上昇2】【聴覚上昇2】
【嗅覚上昇1】【生命力上昇1】【肉質向上1】
【受身3】【表皮硬化1】【怪力1】
【水泳1】【高速水泳1】【水中呼吸4】
・耐性スキル
【苦痛耐性3】【物理耐性3】【毒耐性3】
【精神耐性4】【寒冷耐性2】【水圧耐性1】
【魔法耐性1】【火耐性1】【風耐性1】
・固有スキル
【再生】【種】【ドロップ率上昇】
【時空間魔法】【超速再生】【妖精の瞳】
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戦闘技能系、魔法系、上昇系、その他って感じでまとめてた。これだけでも充分以前より見やすい。
「ならよかったわ。それにしても固有スキルの数も魔法系の数、そして耐性系のスキルレベル…。変…というよりおかしくないかしら…?」
変って言われたぞ。小声で言うなよ。【聴覚上昇】があるからそれくらいの声なら聞こえんぞ。
「んじゃあユキが対処しやすい魔物を探しにいくか。モモはファイヤーフライに適当に水かけて倒していって構わないぞ」
「なんか私に対して適当じゃないですか?」
ジトーっと睨んでくるモモ。
「ほら、あれだ。ここまで苦楽を共にした気安さってやつだ」
「なら良いですけど…」
モモは単純でいいな。
そこら中にいるホタルに水をかけながら移動する。弱いのだが物理攻撃しか手段を持たないユキには倒せないだろう。そしてドロップするのは羽根と【火耐性】ばっかりだ。【火魔法】は何十と倒してもドロップしない。
初めの一回が物凄く運がよかったんだな…。
そしてマッスルエイプからは【腕力上昇】、【受身】が出た。【受身】はスキルペーパーとしては初見スキルだが初めから持っているので放置。
「この階層は二種類だけなのか?」
「そんなことはないと思います」
「ええ。ビックファイヤーフライがいるからクィーンファイヤーフライいると思うのだけど…。あとはキングエイプも」
「それっぽいのはいないよな」
クィーンファイヤーフライもおそらく【水魔法】で楽に倒せるだろうから心配はない。クィーンと名がついても他の個体よりも多少大きくて、少し強いだけだろうしな。クィーンホーネットと戦った感じそんな気がする。
後はキングエイプか…。一応前回は勝ったが…苦戦だったからな。出会ったらリベンジだ。圧勝してやりたい。
「クィーンファイヤーフライはビックファイヤーフライとそんなに大きさが変わらないから気付かないうちに倒しちゃったのかもしれないわよ?」
んー…わからん。他と違ったファイヤーフライか…。初めに【火魔法】をドロップした個体がクィーンだったり?わからないな。
その後もホタルに水をかけては進み続ける。
ジュッ。…ポテッ。ジューッ。ポトポトポト。
あまりにもあっさり倒せるから段々楽しくなってくる。三十三階層。そんな弱くて大丈夫か?
「マッスルエイプが向かってくるわよ。それとキングエイプも。よかったわね?」
「おお…ついにか。それは朗報だな。何匹だ?」
「マッスルエイプ五匹とキングエイプ一匹」
「ならモモ。俺と一緒に先制で魔法を放ったらキングエイプの気を引いておいてくれるか?その間にマッスルエイプを倒すから」
「わかりました!でも早めでお願いします!マッスルエイプならまだしもキングエイプは私だけじゃあ倒せませんし、どれくらい気を引いていられるかわからないので」
「了解だ。頼んだぞ」
「はい!」




