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44 ゴブリン?

あけましておめでとうございます!



次回投稿は二日のつもりでしたが、1話分かけましたので2021年初投稿です!


今年もたくさん書きますのでこれからもよろしくお願い致します!





ボスがいたところから少し進んだとこにある階段を降りる。

三十階層でやり残したことは【妖精の瞳】について知れなかったことだけだな。


三十一階層。そこはなんの変哲もない石壁。壁には発光花があるだけ。いや、蔦が壁を這っていたりするが今までの階層と大して差はない。

ただ、これまでの迷路の階層とは違い、通路の幅がかなり広くなった。十…五メートルくらいあるか?


「広いな?」


「はい。広いですよ」


………。解説とか広い理由とか、そういう答えを求めていたんだが…まあいい。


「この階層からは一から二十階層の魔物の上位種が出てくるんだよな?」


「はい。ちょっと大きな虫とかちょっと背の高いゴブリンとか、ですね」


「それだけ聞くと大したことがないように聞こえるが…それ相応に強いんだよな」


「多分?」


「多分、ね。まあ油断はせずにとっとと進もう。魔法が使えるなら魔法のスキルペーパーをドロップするまで狩るが、ゴブリンや虫じゃあ期待できそうにないし」


「一応ゴブリンも妖精の一種なので魔法が使える個体がいるかもしれませんよ?低階層の魔物とはいえ、三十一階層に配置されてる上位種ですし」


うーん…。そう言われてもな。過度な期待はしないでおく。


「広いし天井も高いから飛んでいくか。虫は飛ぶかもしれないが、ゴブリンとか小さな人型の魔物なら上から魔法でいけるだろ」


「魔法使ってきたり弓持ってる個体とかいるかもしれませんよ?」


「まあそれの時はその時だ」


天井付近をモモと飛びながら進み始めると遠くに動くものが見えた。上からだから見つけやすいな。それになんかたくさんいないか?


「何匹かいますね。何かはわかりませんけど」


あー…。勝手にこの階層はゴブリンだと思っていたが、モモはこの階層はゴブリンが出るとははっきり言ったわけじゃなかったな。

木の矢を両手から出しながら近づく。これが結構難しい。【飛行魔法】を使いながら、両手から別の魔法。うまく木の矢を生成できなかったりするが、要練習だ。


「やっぱりゴブリンですね!」


長い鼻に血色の悪いような緑っぽい身体と腰蓑。

そして…。


「おいモモ」


「どうしました??」


「どこが小さいんだ?まだ距離があるから詳しくはわからんが、絶対小柄や小型ではないよな?オーガ並みの胸筋と上腕二頭筋の盛り上がり具合なんだが?」


「そりゃあ上位種ですからね!実際十階層代に出てくるゴブリンはヒョロヒョロで小さな体躯らしいですよ?」


…なんだよあのゴブリン。近づくとよくわかる。背はオーガやオークよりは小さいが成人男性くらいあるだろう。というか俺とほぼ変わらない気がする。

そして長く立派とも言える鷲鼻。鋭い眼光。盛り上がった筋肉。手に持っている立派な槍………。


「おまっ…!!モモ!まじで情報は正確に伝えろよ!?なんであんな厳つくて武闘派ゴブリンなんだよ!?お前オーガよりは弱いと思うとか、ゴブリンは十階層代で弱い部類とか言ってただろうが!?」


「え?あ…言いましたっけ?いや…でもでも!オーガよりは………ミノタウロスよりは弱そうですよ!」


「なんで言い直した!オーガの方が確かに体躯は大きかったし、武器も大きかった!んでオーガの方がゴブリンより多少強かったとしてもだ!六匹もいるんだぞ!?しかも全員槍持ち!絶対強いだろ!」


「ま、まあちょっとは…強い…かも?しれません?けど…大地さんなら余裕ですよ!」


ここまで近づいたし、あっちも気がついているし、戦うけどさ…。

ファンタジー定番の醜い小鬼って感じじゃないぞ。まじで。かっこいい武闘派って感じだぞ。

飛びながら戦うのはきついと思い降りる。そして生成したままの木の矢に魔力を追加で流し込み強度を上げ撃つ。


「ガッ!?」


「グガッ!?」


二本とも命中し二匹が倒れた。まあ死んだかはわからないが。

ゴブリン四匹は槍を脇に抱え、穂先をこちらに向けながら突っ込んでくる。そんなに速くはないので、助走をつけゴブリン達を飛び越えゴブリンの背後で斧を一閃する。


「ガァァ!」


……ゴブリンってグギャグキャとかギャーギャーいうイメージだったが…いや、先入観なんて捨てよう。根本から間違っている。俺より背が高く、緑色だが精悍な顔とも言えるこいつらはゴブリンではない。ニュータイプだ。ゴブリンって名前がついているだけでゴブリンではない。


「モモ援護!」


「はい!」


一匹しか倒せてない。斧は当たったが浅かったのだろう。しかも木の矢が刺さった奴ら、いつの間にか矢が刺さったまま俺の後ろで槍を構えていた。

そしてモモは俺の頭上を飛び背後の二匹を相手するようだ。


「モモ!飛んでても気をつけろよ!槍投げられたり、ジャンプされたら槍届くぞ!」


「ええ!?が、がんばりますぅー!」


重鈍な感じではないからジャンプくらいするだろう。

俺は前にいる三匹に向け【水魔法】で水噴射させる。技名は特にない。ただ手のひらから水を勢いよく出しながら手を振っただけだ。

目眩し程度にはなるだろ。そう思い水を出してすぐ右端にいるゴブリンに突っ込み斧を振り下ろし倒す。ステップを踏みすぐさまその隣のやつにも攻撃する。


「ぐぁっ!!」


ゴブリンの槍が俺の腕の肉を抉った。刺さっていないから我慢する!そして三匹目を殺す。


四匹目のゴブリンとは数度槍と斧を撃ち合い、咄嗟に斧を手放し懐に飛び込んだ。そしてゴブリンの顎に向け思い切り拳を振り上げる。


「ガッッ!」


「っし!」


木の矢を生成し、モモに翻弄されこちらに背を向けているゴブリンに撃つ。

戦闘終了、だな。もう一匹はすでにモモが魔法で倒していた。


「大地さんお疲れ様です!」


「ああ。ありがとな。……じゃなくて!ゴブリン普通に強いだろう!膂力じゃオーガに、速さじゃウェアウルフに。確かに敵わないが総合力は上だろう!?」


武器は槍、それなりの速さに膂力。瞬発力に集団での戦闘。胸あたりに矢が刺さっても戦闘続行するタフネス。普通に強い。


「で、でもオーガよりはきっと弱いですよ!」


「どうだろうか…なんとも言えないけど、オーガ一匹より面倒くさい」


というか俺が集団との戦闘に未だに慣れていないのが問題か。まあ武器を持った技術なんて大してないし仕方ないと言えば仕方ないんだが…。


「とりあえず集団相手にできるように一瞬で木の矢や水の矢を複数生成できるように練習だな」


「ここで練習ですか?」


「ボス階層に戻って練習してもいいが…別に魔法を使わなくても戦えるし魔力が枯渇しない程度に練習しながら移動しよう」


「わかりました!私もできるだけサポートとアドバイスしますね!」






こちらも執筆中ですので、読んで頂けたら嬉しいです。


ファンタジー化した世界でテイマーやってます!

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