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25 二十六階層へ

 

「なんですかー?」


 ………………。


 モモが逃げ遅れたのではないかと血の気が引く思いだったのに下の方から聞こえた。視線を下に向けると水中で揺らめく毛皮の半纏からヒヨコの顔がちょこんとで出来た。


「おい…。いつの間にそこに居たんだ?」


「水大砲が放たれる瞬間このままじゃ危ない!と思って隠れました!私の状況判断力凄くないですかー?」


 なんかドヤってるが…無事だったから何も言わないでおこう。それに大慌てで俺の服の隙間に入ってくるモモが容易に想像できる。


「にしてもギリギリだったな。俺の後ろからはダゴン来てなかったか?」


「来てませんでしたよ」


「ならモモが誘い出して倒した群れと、さっきの左右正面からきた群れ。階段を中心として門番的な感じで四方に群れがいたんだな…」


「そんな感じでしたね」


「なんかイビルルースター…雄鶏雌鶏の階層までよりも難易度高くないか?」


「普通ならもっと日数がかかると思いますね。【水中呼吸】の訓練だって何日もかけて2か3ってとこでしょうし。時間かけて少しずつダゴンを倒していくのが正攻法なんじゃないですかね?」


「群れでいるんだから少しずつは無理だろう」


「でも単独で行動してる個体も居ましたよね?」


「確かに…。そういえばこの階段も水中だが、二十六階層は階層自体が水没している感じか?」


「うーん。どうでしょう?そういう階層もあるみたいですけど階段を降りきったとこで魔力の膜で水が下階層に流れない様になっているとこもあるみたいですし」


「てことはなんだ?水没してる階層の可能性も普通の階層の可能性もあるってことか?」


「はい」


「そうか…。なら降りてみるしかないな」


 階段を降りる…ではなく下に向かって泳いでいく。水中でと発光花があるおかげで真っ暗ではないので助かる。泳いでいくと正面に光が見えた。おそらくあそこが次の階層だろう。水没した階層は嫌だなあ…。


 近づくとオークの階層の様な石壁の通路が先に見えた。水中ではなさそうだ。

 階段の終わりまで手を伸ばしながらゆっくり近づく。


 とぷんっ。


 突き出していた左手が何かを抜けた。


「これが膜か?破れないのか?」


「水以外はすり抜ける様になってますので大丈夫だと思いますよ?」


「水魔法で攻撃したら?」


「水魔法使えないじゃないですか。でも…魔力が混じっている水魔法だと通り抜けますね。地上の…高圧水鉄砲的な物とかウォータージェットとかなら…無理ですね。数百台で一斉に魔力の入ってない水で攻撃すればいつか壊れるんじゃないですか?」


 ほぼ破壊不可ってことね。わざわざ二十六階層までそんな荷物を持って壊しに行くやつなんていないだろうが。


「そうか。なら普通に通り抜けて大丈夫だな」


「はい!」


 ゆっくりと通り抜ける。片足を出したとこで水中との差でよろけたが無事通り抜けることができた。


「おお。陸!地面!やっぱり人間は陸上の生き物だよな」


「どれだけ水中嫌いなんですか」


「いや、だいぶ気にならなくなったし、泳ぐのは気持ちよかったが…やっぱり思った様に動けないしな」


「そんなもんですか…。あ、それと多分この階層はガーゴイルですよ。石壁で発光花しかありませんし、天井も高いので」


「やっぱりガーゴイルは飛ぶのか?」


「何をもってやっぱり、なのかはわかりませんが飛びますね」


「飛行できる魔法が手に入ると思うか?」


「うーん…どうでしょうか…。魔法系スキルはかなりレア度高いですしね。ダゴンも三十…何匹か倒しても出なかったでしょう?」


「俺の中でダゴンは水魔法を使えないから水魔法のスキルペーパーが出ない。ってなってるんだが?」


「水大砲は?」


「アレは水中でしか撃って来なかったから魔法じゃなくて吸い込んだ水を勢いよく飛ばしているんだとおもうんだが」


「その可能性もありますが…水棲の魔物なので水魔法が使える個体は必ずいるはずですよ?」


「そうなのか?」


「はい。取りに行きます?」


「いや…いい。ここから戻ったら群れが三つだろ?百匹くらいの数を一度には相手できないわ。俺が死ななくてもお前が危ないだろ」


「心配してくれてるんですか?いつもは邪険に扱うくせに!もうっ大地さんってツンデレですね!」


「握られたいか?」


「調子乗りました!すみません!」


「ならよし。ガーゴイル探そうぜ。飛べる魔法が出ることを祈ってガーゴイル狩りだ」


「了解です!あ、ちなみにガーゴイルの弱点は水魔法ですよ!」


「………今更言われてもどうしようもないわ」


こちらも執筆中ですので、読んで頂けたら嬉しいです。


ファンタジー化した世界でテイマーやってます!

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