負け犬作家の戯言 ~小説家になろうにおけるポイント評価、ブックマーク、レビューの重要性~
小説家になろうというサイトはかなり優秀です。
全くのド素人が小説家になれるチャンスを平等に与えてくれます。
ですが、特色のない。もっと言うと、執筆当時631889作品の中から筆者の作品が発掘されるのは至難の業なのです。
無論筆者は面白い小説を書こう! もっとクオリティを上げていこうと努力はしていますし、エタることが無いよう無理のない投稿を心がけています。
ですが、こういう言葉を聞いたことはありませんか?
「いくら良い物でも、世間に広く知られていないと売れない」
ということを。
現に、筆者から見ても何故評価されているかわからない小説はあります。ですが、その作品は主に日刊ランキングに乗っていることが多いのです。
日刊ランキングというのは最強の宣伝装置であり、現に小説家になろうのライトの層は、日刊総合ランキングから検索することが多いです。
そこで起きる現象が、新しい作品を出した知名度のある作者には既存のファンがいるので、その人たちが一斉に評価し、結果的にランキングに乗りやすく、またそのライト層を吸収する形で日刊ランキングに乗り続けるのです。
その結果、他にも面白い作品があるにも関わらず、その作品たちだけが評価され続けるという現象が起こります。
「なら、他の評価されていない作者も宣伝すればいいじゃん」
その意見は至極もっともなことです。
ですが、現状、小説を宣伝する方法は作者に余りありません。
手段はないこともないですが、Twitterに投稿報告を書く。活動報告に投稿報告を書く。後は気休めですが、勝手に小説家になろうランキングさんに登録させて頂くとかですかね。
ですが、そういうことをしても、この膨大な作品群に埋もれてしますことは良くある話です。たとえ百話投稿していても評価ポイント百という心が痛む作品もあります。
そこで、一部の作者は最後の手段に出ます。
それが売名行為です。
具体的に言うと、人気のある作者の活動報告欄に自分の作品を書いて売名行為をする。YouTubeの動画のコメント欄に自分の作品を書いて売名行為をする。Twitterのフォロワーの多い人に片っ端から自分の小説の作品の名前をDMで送る。
この人たちの気持ちは痛いほどわかります。
「ランキングに乗っている作品達より俺の作品のほうが面白いのに、何で評価されないんだ!」
「不正してポイント稼いでいる人もいるのに、俺がやっちゃいけない理由なんてないだろ!」
恥ずかしながら、筆者もそんな邪念が出てきたことがあります。
ですが、どんな言い訳をしても人様に迷惑を掛ける売名行為をしてはなりません。それは嫌いな人も多い宗教の押し売りと同じことです。
もっと言うと、その場を荒らす行為はインターネットのマナーに違反します。いわばネットの法律違反です。
もし不正してポイントを水増ししているのなら、運営に報告しましょう。Google大先生に質問すればその方法がわかります。
ですがこの方法が使えないとなると、どうやったら自分の作品を宣伝できるのでしょうか。
読者に頼るしかありません。
読者には非常に大きな特権が与えられています。気づいていない方も多いと思いますが、作者が続きを書くか、エタるかは作者の役割が非常に大きいのです。
「でもめんどくさいことはしたくない」
大丈夫です。作者が読者に求めているものは、読者にとってとても簡単に出来ることなのです。
まずはブックマーク。この上の方の黄色いボタンを押すだけで作者はとても喜びます。
次にポイント評価。最新話まで飛んで評価ボタンを押すだけです。つまらないと思ったら一ポイントだけでもいいです。それでも作者はかなり喜びます。
最後にレビューです。書くのは文字数制限があってある程度書かないといけないという面倒くささがあるかと思いますが、これをやると作者は踊ります。誰もいなくても踊ります。ガチャで大当たりが出た時と同じ感覚です。これら全てのソースは筆者です。実際にやったことです。
気づいた方はいるかもしれませんが、これらは全てこの小説の宣伝になります。
ブックマーク登録や、ポイント評価は日刊ランキングに乗れる機会を作りますし、検索欄でも上位に来ることが出来るようになります。
レビューは最強の宣伝効果が期待できます。既に筆者は三件のレビューを貰い、その効果をひしひしと実感しています(本当に感謝しています)
このように、小説が評価されるかされないかは読者の手に掛かっているといっても過言ではありません。
ここで、筆者からお願いがあります。どうか、面白いと思った作品を評価してください。
「この小説面白かったな。じゃあ次の小説を見に行こう」
ちょっと待ってください。無論、小説を見てくれた作者の方は凄く喜んでいるとは思いますが、結果的に評価しなかったせいで、作者が挫折。更新が途絶えるということは決して珍しくないのです。
読者の方には中々理解し難いものですが、ポイント評価というものは読者が思っている以上に作者にとって重いものです。
現状、評価がわかるのは、ポイント評価、ブックマーク、感想、レビュー、この四つのみです。
ですので、評価しなかった読者は言い方は悪いですが、作者にとって読まれていないことと同じなのです。幽霊読者です。
ですので、どうか純粋に面白いと思った作品は評価してあげてください。別に私の作品が面白くなく、
「売名行為なんてクソ」
別にいいです。もともとそんなに期待していなかったので。
ですが、重ねて言います。どうか純粋に面白いと思った作品は評価してあげてください。評価は作者の力となります。お金は必要ありません。労力もそこまで必要ないです。必要なのは、思いやりの心だけなのです。
追記、この小説はアカウントを作った人を対象としたエッセイです。また、筆者からのお願いですが、毎日沢山小説家になろうの小説を読んでるよ! という人は、是非アカウントを作って欲しいです。
まぁ、作者を評価できることしかメリットはないですが。
この小説に対し、何かしら感じ取って貰えたら幸いです。どうか、隠れた良作がこれからも発掘されることを祈っております。