01.天界について思うこと
この歳になってくると霊や妖怪の類を信じなくなる。
昨今の「通り魔事件」や「無差別殺人事件」を耳にすると生きた人間の方がよっぽど怖いからだ。
しかし、天界すなわち「天国」の存在はロマンがあって信じたくなる。
もし天界が存在するとしたらどんな世界なのだろうか今回は勝手に私の脳内で分析してみる。
私が考えるに天界はもう一つの地球と考える。
その中で色々な宗派は一つの国として見ると
「キリスト教国」「仏教国」「神道国」「イスラム教国」「ヒンズー教国」などと大きく分類できる。
また、国の中でも州や都道府県が存在し
仏教国では「真言州」「浄土真州」「禅州」などと分類できる。(別に駄洒落で言っているつもりではない)
人は死ぬと、生前に信仰していた宗教の中で分類された州や都道府県の移住手続きを行う事になる。
そういった手続きを行う役所みたいな物が以前読んだ漫画の物語であったっけな。
ちなみに複数の宗教を信仰していた人間は二重国籍状態となり、どちらかの国籍を選ぶ手続きが必要だ。
無事に手続きが終わると戸籍が作られ、その国の住人として認められる。
お金に関しては現世でその人が所持していた総資産を全て天界へ持ち越す事ができることになっている。
ちなみに仏教では、亡くなった人を送る際に三途の川への渡し賃の六文銭とは他に現世でのお金を棺に入れる場合がある。
このお金は天界でも使えると信じられており、しかも棺に入れた金額の何万~何億倍ものお金になるらしい。
これは日本のバブル期においての定期預金を遥かに超える異常なまでの金利ですね。
天界の仏教国では某国の通貨のように凄まじいインフレが進んでいるのではないでしょうか。
あと国が存在している以上、国外への行き来は当然パスポートの手続きが必要となってくるだろう。
日本国は「桐」など各国のパスポートには紋様があるので、キリスト教は「レッドクローバー」仏教は「蓮」神道は「榊」といったところだろうか。
そうすると昨年に亡くなった私の父方の祖母の戸籍は「神道国黒住教県」なので、同じく数年前に亡くなった私の母方の祖父母に会いに行くにはパスポートを使って「仏教国浄土真州」へ渡航する事になるだろう。
…何だか現世の海外旅行と同じで色々と面倒な手続きが必要になりますね。
こういった面倒な制度を撤廃しようと各国の大統領や首相、国王は躍起になってるのではないでしょうか。
キリスト教国の「イエス・キリスト大統領」を皮切りに仏教国の「釈迦首相」や神道国の「天照大神首相」、イスラム教国の「ムハンマド王」など各国の首脳が集まって日夜会談をしているのかもしれないですね。
こういう事を私の脳内で考えると天界は、あまり現世の地球と変わらないのではないかという結論に至りました。
皆様はどう思われますか?