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第十話


街並みの中でもひときわ目立つ建物が件の冒険者ギルドらしい。

中は結構な人があふれており、にぎやかだが老若男女問わず思った以上にいろんな人がいるようだ。

そんな中受付カウンター?のようなものを見つけたのでそこにいた人に話を聞きに行った。


「こんにちは!今回はどうされましたか?」


と、何とも人のよさそうな女性が言った。


「こんにちは、冒険者に新しくなりたいのですがどうすればいいですかね?」

「あ、新人さんだったんですね。それでは、こちらのほうで新規登録の受付をしていただきます。まず、簡単に規則説明をさせていただきますね。

 冒険者ギルドでは個人から国単位まで様々な依頼を扱っているので、冒険者の方々にはそれらを各人で選んでこなしてもらいます。報酬の内容、支払い時期など詳しく書かれたものが向かって右方向にあるので、適当な依頼を選んでこちらの受付までもってきてください。

 次に、ギルドのほうでは冒険者の方々の命を含めた財産の保証は一切できません。ギルド側に問題がない限り依頼中の事故などによるケガや故障などは各々各自で解決していただきます。ここまでよろしいでしょうか?」


ここまで一度も噛んでないなこの人。


聞いた内容に問題は無かったのでうなずいておく。


「それでは、登録のほうを行いますね。個人盤をこちらに提出してください…はい、ありがとうございます。ヤマト様、トキタダ様の冒険者登録が完了しました。」

「えっと…こっちの子も登録したいのですが…」


と、言ってヤマトがシーナちゃんを指す。


「その子は奴隷ですよね?奴隷は一応冒険者のアイテムとして扱われるので、登録は必要ありませんよ。」

「そうですか、ありがとうございます。」

「いえいえ、それではこれから頑張ってください!」




 とりあえず冒険者としての仕事は明日からにして、俺たちは宿に帰ることにした。


「ひとまず何とかなりそうだな。」

「と、なると次は家だな、家。俺が持ってるGの量ならそこそこのが買えると思うんだが。」


日本円にすると一千万だ、ローンを組めば(ローンというのがあるか知らんが)そこそこのが買えてもおかしくない。


「おお!お帰りお二人さん!」


元気いっぱいの女将さんに迎えられて宿に帰還。


「ただいま女将さん、この子どうすればいいかな?今日買ってきたんだけど。」


と、またしてもシーナちゃんを指していうヤマト。


「奴隷の子の分かい?新しく払わなくてもいいけどあの部屋は三人じゃあ狭くないかい?」

「じゃあ俺が一人部屋借りますよ。部屋分だけ払えばいいですか?」

「いいのか?トキ。」

「ま、シーナちゃんを一人にするのもあれだしな。今日は二人でゆっくりするといい。」


わざとらしくニヤッとして二人を見たら顔真っ赤のシーナちゃんとよくわかってなさそうなヤマトが。おやおやシーナちゃんは意外とおませちゃんなんですねぇニヤニヤ


「へへへ…じゃあ飯にするか。女将さんお願いしますね。」


ちなみに今日は煮込んだ肉にしお野菜ダレがかかったものがメインだった。まじで、米が食べたいんだが。

まぁ、真っ赤になったままのかわいいシーナちゃんが見れたからごちそうさまってことで、明日も楽しみだ。

話が進まなくてつらいっすね…。

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