プロローグ
どうも初めまして、剣茶です。
初めての作品ということで駄文、誤字、妄想垂れ流しなどひどいところはあると思いますが
よければ見ていってくださいね。
彼、谷口時忠は平凡な生活を送る高校生だった。
特に目立った特技もなく、成績も大したことはない。
強いて言うならば彼の親友、小鳥遊大和のことであろう。
彼は成績こそよくはないものの友達思い、運動能力高め、ルックスも申し分なし、
そして何より「モテるが鈍感である」という『The 主人公』と言わんばかりのスペックを持っていた。時忠はそんな主人公の親友として肩身の狭い生活を…というわけでもなく、彼自身そのポジションに望んでついた節があり、毎日ニヤニヤしたり、ちょっかいを出したりしながら楽しく生活していた。
しかし、彼らはそんな日常からかけ離れたような暗い森にいた。
「なぁ、トキ、此処どこだかわかるか…?」
「わかるわけないだろ…そもそも暗すぎて朝かよるかもはっきりわからん。」
さっきまでいつも通りの帰り道をいつものように二人で帰っていた二人は、この世のものとも思えはい光景にあっけにとられていた。
と、いうのも実際二人ともトラックにはねられたわけでも不思議なワープゲートに触れたわけでもなんでもなく、本当に気が付いたらここにいたという状態だったのだ。
服装も制服ではなく、古びた布のような服に代わっていた。
「そういえばなんだ?俺達のこの格好は?…っと、おいヤマト、ポケットになんか入ってないか?」
「えっと…ああ入ってるぜ。」
入っていたのは厚めのタブレット?のようなものでそこには何やらゲームのステータス画面のようなものが写っていた。
谷口 時忠
MP:15000/15000
STR:500
DEX:200
VIT:300
INT:2000
AGI;100
MND;1500
装備品
ムーン・サイズ
使用可能スキル
<時空魔法>
時と空間を掌握する魔法、
<詠唱短縮>
使用MPを増加させ詠唱を短縮する
ユニーク
<大魔導士>
INT MNDにプラス補正
<死神の鎌>
鎌を用いた攻撃の範囲拡大
(…!?いや待て…この手の展開はまさか!?)
「どうしたトキ?何かわかったのか?」
「いや…まだ推測でしかないんだが…」
「なんでもいいから言ってみてくれよ!何かのヒントになるかもしれないだろ!?」
「…俺たちは、異世界に来ちまったのかもしれない…」
そう、これは、ありきたりな異世界に現れたありきたりな主人公とその親友の物語である。
はい、ここまでテンプレです。
たぶん「これどっかで見たなぁ…」って展開が多いと思いますが、この小説のコンセプトは脇役側からテンプレストーリーを見るっていうのが主題なのでほかの作者様の作品の名前はできるだけ出さないようにお願いします…