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第一話 異世界と何気ない日……とは行かない日

フリーワールド

そこで起きた戦争………《紅戦争》にて名を馳せた者がいた

名を白鬼………

彼は紅戦争に参加したどの国にも属してはいなかった。

その為、彼の素性を知る者はいないのだ。

曰わく、白い鬼の面をしている

曰わく、鬼の如き魔力、身体能力を持っている

曰わく、孤高なり

曰わく、白く煌めく刀を持っている

曰わく、白を基調とした服装をしている

曰わく、白に近い灰色の髪をしてる

そんな噂話の中で最たる物がある。

それは種族がない………と言う話だ


紅戦争には《人族》《獣人族》《ドワーフ族》《エルフ族》《竜人族》《魔人族》《機人族》の7つの種族が参加していた

《人族》--多種多様の人種が集まった種族

《獣人族》--多種多様の獣の力と特徴を持つ種族

《ドワーフ族》--森の鍛冶師と呼ばれる種族

《エルフ族》--森の守護者と呼ばれる種族

《竜人族》--多種多様の竜と交わりできた種族

《魔人族》--多種多様の魔に魅せられし種族

《機人族》--魔力と機械を扱う種族

白鬼はこのどこにも当てはまらないのだ。

白鬼の風貌は人族に近いが身体能力は獣人族に近く魔力は魔人族と同等かそれ以上。そしてどの鍛冶師も見たことのない白い刀を作る事から鍛冶の能力はドワーフ族に近い。そして森に住まうエルフ族だからこその高い聴力をそのまま持ち力は竜人族と同等かそれ以上。そして機械を扱う事ができる。

何よりこの世界に白い髪を持つ者は限られている

だからこそ各国、各種族は白髪を持つ者達を集めて軟禁してきた。

にも関わらず白鬼は現れ戦場を一人で掻き乱した

各国は白鬼を恐れ戦争を止めた。

すると白鬼は現れなくなった。

それから数十年してまた戦争が起きた……するとまた白鬼が現れ戦場を掻き乱した。

各国の人々は「白鬼は戦争起こりし時現れ戦争なくなりし時去る戦神」だと…………

人々はこの言葉を戒めとして白鬼を崇め、恐れ戦争を完全に止めた………………

それから千年近くたったある日




ここはフリーワールド……………ではなく現代日本のある都市

そこに住んでいる島崎剣次は15歳になったばかりの高校一年生である

「あぁ~、なんか面白い事ないかな………こういきなり異世界に飛ばされて~とか」

ボカッ

いきなり頭を小突かれた

「何バカな事言ってるのよ、まぁアンタがバカなのは小学校から変わらないけどね」

「イッテーな、いきなりなにするんだミカ」

剣次の頭を小突いたのは一ノ瀬美香。

剣次の小学校からの腐れ縁である。

「そういうのはフィクションよ。実際起きる事はないの。わかる?」

「わかるわっ!!そんなことくらい。でも起きたらいいな~って言う願望だよ………」

「ならいいけど。あ、明日から夏休みじゃない?何する?」

「うーん………特に何も」

「うわー…暇人………」

「うるせー!ミカこそすることない暇人だろ!!」

「残念でした。私は明日から家族と三泊四日の旅行で~す」

「はいはい、よーござんしたね」

ゴンッ

「イッテーな、なんで殴るん………………だ?」

「ん?どうしたの?」

「いや、アレ」

そこにはキラキラと輝くビー玉のような物が落ちてた

剣次がそれを拾おうとした時

ピカッ!!

いきなり七色に輝きだした。

「うっ…!!」

「キャッ!!」

そしてその光が収まった時

「アレ、剣次?どこなの剣次!ねぇー!剣次!」

剣次が消えた

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