表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/15

プロローグ

これからよろしくお願いします

 俺はありふれた...といえない生活を送っている、男子高校生、名前は花京院 かきょういんみなと自分で言うのもなんだがかっこいい名前だと思う。

 でもそのせいで俺はひどい目にあっていた。

 俺の紹介をしよう、両親は海外で働いている、おかげでお金には困っていないがこれもいじめられる要因の一つだ。

 親は俺が中学入学と同時に、よく言えば縛りなく、悪く言えば放置、という教育方針(?)に変えてきた。これもいじめの要因の一つだと思う。

 そしていじめられる最大の要因は、身長168、体重89kgと言う体型にあるのだと思う。

 小学生のころは痩せていてそこそこ女の子に言い寄られていたけど、中学校入学と同時に親が海外に行きお金の仕送り以外俺に干渉しなくなったため生活リズムが崩壊し、この体型に至ったというわけだ。

 どうだろう?この見事ないじめられっ子体型を見て、そのせいで俺は現実から目をそむけて二次元に逃げた。

 するとどうだろう、さらにいじめが酷くなったではないか、と言うわけで俺は絶賛引きこもり中である。

 

 さて今日は俺が年に数回登校する中の一日、学期末テストだ。


 俺は頭と目だけはいい、なのでテストではいつも上位10位以内に入っている。

 まぁそれもいじめの要因だったりするのだが...おかげで留年しないですんでいる。

 こんな生活も後6ヶ月...耐えろ、耐えるんだ俺!


 俺は、学校に着くなり机を探すことになるだろう、前回はトイレの汚水に使っていたし、前々回は教室からグランドに投げ捨てられていたし前々回は...と酷い目にあってきたのだ。

 だが今日は机の上に白い菊の花が飾ってあるだけだった、これなら楽で良いや...と思いいすに座ると案の定いすに接着剤がくっついていた。まぁこんなこともあろうかと溶解液を持ってきてたんだけど...

 こんな感じでテストを受け終わると

 「おい、みなとぉ、久しぶりだなぁ、何で今まで来なかったのかなぁ?心配しちゃったぜ」

 とクラスの男子が話しかけてきた名前は(かける)俺をいじめたやつのまとめ役みたいなやつだ。体格もよく身長178体重65kg、ボクシングの地域チャンピョンだ。

 「何のようだ、翔」

 「あぁん?何でテメェが俺の名前を呼び捨てで呼んでんだ?様だろうがよ」

 と翔は俺を殴り飛ばした。

 「翔君、弱いものいじめはダメだよ、かわいそうじゃない」

 とめてくれたのは穂乃果(ほのか)、クラスで、いや、学校で唯一俺に良くしてくれる女の子だ。

 身長157と小柄だがとても可愛くこの前の文化祭ではミスコンNo1だったとか...ちなみに幼馴染だ。

 「穂乃果ちゃんはこんなやつといないで俺達と遊ぼうぜ?」

 「いやだよ、みなと君に意地悪するような人とは遊ばない」

 「じゃあしょうがねぇな、みなと殴らせ...な、なんだ!?」

 いつの間にか俺達の足元...いや学校の敷地が光る魔方陣みたいなものに囲まれていた。

 俺はおそらくこの現象をを知っている。

 「...異世界召喚...」

 俺がつぶやいたと同時に視界がゆがみ、意識が無くなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ