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壊れた世界
「こんな世界…なくなればいい…ッ!」
俺がそう叫んだ直後世界は壊れた
そして…壊れた世界とは別の世界が出来上がっていた
「…ここは…どこ…?」
空は真っ黒、雲は灰色
そこには俺が前居た青く澄み渡った空など存在していなかった
自分の一言で世界が壊れたのか?でもそんな夢みたいなことあるのか?
そう、自分に問いかけていたら突然声が聞こえてきた
「おい其処にいるのは誰だ?」
声が聞こえた方に目をやると見慣れない服を身にまとった男が立っていた
まるで戦士のような、鎧をまとった男。
「こんなところに居たら死ぬぞ」
「はァッ!?死ぬってどういう事だよ此処は何処なんだよ!?」
戦士の肩をガッと掴んで此処が何処なのか問いただそうとした瞬間
ドォォォォォン
耳が潰れそうになるくらいの爆音が聞こえた
これは……大砲だ…
「チッ…早く行くぞ」
戦士は俺を背負って全速力で駆け出すのだった
