ママの私が考える事「大変だ」
「大変さを競っても、そんなのはただの自己満足だ」
そうやって歯を食いしばる。
しかし子育てに伴うさまざまなことに辟易して、不毛な考えが浮かんでは消える。まわりを見渡しては比べ、そして、これではいけないとかぶりを振り、ときに安堵する。それを繰り返し何度も前だけを向こうとする。
正しい子育て。
そんなこと、誰が決めたというのだろう。共通の教育理念でおさまるほど、人の環境も、倫理観も、整頓立てあるものではないと思うのだ。
何をよすがに子育てするのか。とても難しいことだけれども今あるもので育てていくしかないのだし、ナルシスト気味に自己陶酔してみたらどうだろうか。
誰に批判されようと、どんな状況に陥りようと、ただ、そのときそのとき、一番よいと思う行動をとる。
それは摩擦を生むこともあるけれど、人の一生も、神経回路や放出されるシナプス量も、まったく同じわけがないのだからしかたがない。
後悔する生き方などしたくない。
この人生は自分のもので、自分が選び取ってきた結果で、未来への基盤だ。
大変さを競うのは不毛なことだ。けれど、それが満足できる生き方に繋がるのなら、それは正しい子育てに成り得はしないのだろうか。そして、競っている気にさせているのがいったい何なのか。もう一度よく考えてみる必要がある。
人は所詮、他者との比較で己の立ち位置を確認しなければ不安にかられる生き物なのだ。不安は一つのコミュニケーションをつくり、そこから現実的な先への展望が得られることもあるのだから。
とりあえず、「大変だわ~」と気軽に口に出せるようになりたいです。