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【Goodbye my hero】  作者: ジミー
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第三者 新たな人生

 2018年、ジミーは新人プロレーサーとして期待されていたのだが、その頃は、日本が不景気真っ只中であった。


 そんな中、期待の新人との事で《スズキ・ファクトリー・レーシングチーム》からオファーもあったのだが、彼は断る・・・


「ファクトリーライダーになると勝って当たり前やし、契約上しがらみがあるやろ?自由に俺のレースが出来んしな」

「それに、プライベーターでファクトリーマシンに勝つ!中々ええ夢だろ?」


 と、彼は口癖のように言ってた。


 しかし現実は甘く無かった・・・


 不景気でスポンサーが取れず、また彼自身もバイクに乗るといまいち調子が出ずスランプになっていた。


 時代も益々、不景気なっていきふと彼は・・・


「なんか、このままレースしてもこの先あるんか?夢叶えたところで飯食えんしな」


 と、やる気が無くなる。


 ある日、彼は


「子供の頃モトクロスに出逢い世界チャンピオン夢見て今まで来たけど、俺モトクロス引退するわ」

「夢見る男ってカッコイイけど、違う人生歩んでみるわ」


 そう彼女のジュリアに言うと


『そっか、良いんじゃない?私達まだ高校生だし人生これから長いよ』

『それにこれからも私は、この先ずっとジミーについて行くし』


 彼に言ったのだが、心の中で彼女は


 "夢見るジミーカッコイイけど、引退してくれて良かった”


 いつもレース中のジミーが心配でたまらなかったジュリアは、嬉しく思った。


 3歳からモトクロスを始めて約15年、天才ライダーと言われたジミーは引退したのであった。


 それから数ヶ月が経ち


 子供の頃からモトクロス一筋だった彼は、世間を全く知らない・・・


 18歳の夏だった・・・


 何を思ったのか知らないが

 元々、ヤンチャな彼は本格的にヤンキーに!


 しかし、周りの同級生達は進学、就活の時期で

 また、世間はヤンキーブームからギャル男ブームになっていった。


 彼はそんな中


「せっかくヤンキーになったから」


 と変わらず、つっぱることを決意。


 そして、月日が経ち正月明け

 車の免許を取る為、教習所へ入校することになる。

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