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キラキラ☆ファンタジー  作者: めーこ
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「クヤはどこに住んでるの?」

「この森よ」

「なんで?」


クヤは首を傾げました。コタの質問がよく分かっていないようです。


「なんで?って、コタはなんで服を着てるの?」

「え?なにちょっと意味がわからないよ。クヤはなにを言ってるの?」

「答えてよ」

「えー……」


コタは嫌々ながら、ちょっと思案して、


「え?裸は恥ずかしいから……?」

「そう。確かに人がいっぱい居たら恥ずかしいよね。まぁ、そんな単純なことよ」

「???え、マジでキミなにを言っているの?」


クヤはつまらなさそうにため息をつきました。


「誰かがどう思われてるか気になるよね。それも嫌に思われてたら哀しいよね。それが目に見えたらツラいよね。だから服を着るんでしょ?」

「え……そこまでなんにも考えてないけど……」

「森に住んでたら、恥ずかしいの?」

「えーーー?なにーー?どゆこと?」

「人と違うって、そんなにおかしいこと?皆が森に住んでて、わたしは森に住んでる。変わらないじゃない。コタはわたしをおかしいって言うけど、わたしはそんなにおかしいかしら?」

「まぁ……おかしいよね、気色悪いし……」

「コタはそんなふうに人を決めつけちゃうの?」

「いや、そんなことないけどーー、今の話がさーー」


クヤはぽつりと言いました。


「禁忌の森に住んでる人間がいるって、そんなにおかしいことなのかな」

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