港町ハミット ラード
ラードという男は昔から用心深かった。
何事にも用意周到で今まで多くの目を退けてきた。
人拐いにも金と時間をかけ計画を練った。
常に強い傭兵を雇い降り注ぐ火の粉を払っていた。
全ては金の為だ。
その為に他人がどうなろうとどうでもよかった。
「ラード様、冒険者の二人組が我々をかぎまわっているようです。奨金首が目的かと。」
ラードの部下が告げる。
「いつも通り始末しろ、何のための傭兵だ。高い金だしてるんだ。報酬分の仕事をさせろ。」
「それが相当の手練れではが立ちません。」
「己れ、まあいい計画を早めるすぐに準備しろ海に出ればこちらの物だ。貧民どもに金を配れ、足止めくらいはなるだろう。」
部下に命令する。
「はい。」
ただラードは思う。
「しかしなぜこのタイミングだ。莫大な資金を使い魔物を操り銀狼族を襲わせ逃げてきたものから捕らえ後は物好きどもに売り払うだけで使った金の数倍の金をてにいれるだけだ。実に煩わしい。」
失敗は許されない。
捕まれば全てを失うことになる。
そうなるくらいなら間違いなく死を選ぶ。
もちろんまだ死にたくない為計画を急ぐ。
ハルト達は進む度に襲われた。
チンピラ、傭兵、アサシン、時には子供まるでスラム全体が敵になっているようだ。
「おい!灰色頭、ここじゃあ冒険者に襲いかかる風習でもあるのか。」
先ほど倒して捕まえたグレー髪の男に問いかける。
「いや、灰色頭って何だ!俺にはグレンって名前があんだよ。」
「知らん。それよりどうなっているラードの事を少し嗅ぎ回ったあたりからこれだ。ここの奴ら全員ラードの手下か?」
「さあな、でもよ金は受け取ってるだろうよ。」
「グレンさん、それより本当にこっちで間違いないんですか?」
ウルはグレンに疑問をとう。
グレンはハルトに倒された後ラードについて聞かれたが何も知らなかった。
しかしラードがどこに居るかは予想がつくらしい。
だから案内役としてハルト達と同行している。
「ああ、ラードについちゃあ何も知らんが海に出るならあそこしかない、使われなくなった造船所だ。仮にいなくても待ってりゃ必ず来る。」
嘘は言ってないように見える。
「だが、もし来なかったらどうなるかわかってるよな?」
グレンは唾を飲み込む。
「あてが外れない事を祈るばかりです。」
「また、来たぞ。」
お金につられたラードの手先がハルト達の足止めにかかる。
「めんどくさいな‼。」
本当にめんどくさい。
ハルトは数分おきに来る手先をイラつきを覚えながら倒しって行った。
グレン
チンピラ
19歳
爆破魔法の使い手
魔力だけならAランク相当だか他がダメダメなので冒険者には向かない。
《能力値》
力=-E
速=-D
耐=-E
技=-E
魔=A
《スキル》
高速詠唱 詠唱の短縮
魔力集中 能力が魔力に集中する、その分魔力が上がる
《闘技》
なし
《魔法》
ショット・ボム 爆発する玉を飛ばす
ツイン・ボム 爆発する玉を二つ飛ばす
チェイン・ボム 連続爆破
ハルトが聞き出した。
次回 港町ハミット ラード対面




