表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
対向列車の⭐君に恋をして  作者: 伊龍幸介
最終章
8/57

計画的犯行

いつもの様にじゃなく、昨日、一昨日の様に目覚ましに頼らず金曜の朝を迎えられた。


歯磨きをし、顔を洗い、目の前の鏡を見ながら

自分を見つめ思っている………


…………何かが変わってきていると。


彼女との出会いがあった訳だからライフスタイルが変わってきているのは、分かってる。


彼女との出会い以外にも何かがある。


夢もそうだけど………


自分自身の姿勢なのかも知れない。


それもこれもあの夢、そして彼女と出会ったあの時以降からだ。そして何かが体を変えようともしている。それとまだ見ぬ何かがあるような気がしてならない。


そんなまだ見ぬ何かに期待を膨らませながら彼女の乗る列車に乗り込む計画を立ててみる。


………………………


列車に乗り込む計画は整ったけど、どうやって声を

かけたらいいのかが分からないでいる。


でまた何から話したらいいのかも。


なんかだらしない始末だ。


でも彼女と目が合い、向こうの反応が分かれば

話しやすくなるかも知れない。


先ずは会うことだ。


………………


今日は休みなりの、ラフな格好でワンルームマンションのドアをあける。


……………

約2分位歩いた所の駐車場まで来た。

今日は車で移動することに。

車はスズキの黒ラパンだ、

久しぶりに車に乗り込み、キーを回しエンジンを駆け、駐車場を出た。

…………………………


駐車場を出ていつもの最寄り駅までは約5分位に着くが、その道中にドキドキ感なのか、ウキウキ感なのか。始まってきている。

駅周辺のコインパーキングに車を止め、駅まで来た。早朝の為、人は(まば)らだ。少ない。


改札口を入りホームへ上がる。


時刻表に目を向けた。次は快速列車だ。


そしてホームの椅子に腰をかけると、ご対面時のリアクションを考えだした。


人が沢山乗ってる中のことなので、リアクションも

限定されるからなー。


タメ口で喋ろうか、敬語か。どうしょう。


自分に問いかける。まずは敬語だろ。

………………

………………


列車のアナウンスが流れ出す……


停止線まで近づき列車を待つ。

列車が入ってきた。よし座れるぞ。


ドアが空き、中に入った。

どんと座り、また考え込む…………

…………

そうだ。もじもじしてたら時間は直ぐだ。

いっそ乗り継ぎ駅から、更にその次の乗り継ぎ駅まで一気にいってみよう。


なんか、もー、もじもじしてきた。

確りしろ!!隆介!!


………………


乗り継ぎ駅を過ぎ外に目を向けながら考えだす。いったい次の乗り継ぎ駅まで何駅あるんだろー…………


駅を数えながら、時間のことも気にし始めた。時間が押してるのか、どうなのか解らなくなってきた。


取り敢えず真っ先に駅員室に行こう。


アナウンスが流れ出す。


よしもう着く。


列車のスピードが弱まりホームが見えてきた。


列車がゆっくり止まり、ドアが開いた。


ホームに出て直ぐに……


あっ!! 駅員だ!!


今日はついてるぞー


駅員に向かって走り声をかけてみた。


「すいません!! 教えて下さい!!」

駅員が答える。

「はい、なんでしょう?」

「約15~20分後のこの駅とこの駅の間に上りと下りの列車が信号まちと言うか、列車を抜かせる離れ小島見たいな所にに入るのわかりますよね?」

「はい、その時間はそうですね」


「すいませんその列車のこっちの列車を、ここから乗りたいんです。何時の列車か教えて下さい!!」


「あっそれなら次きますね。あと5分位でしょうか」


「有り難うございます」


やったー!!


よしいい感じだ。


小走りで一旦駅を出て、切符を買う。


そしてホームへ


………………


ドキドキしかなら待つこと2分。


列車のアナウンスが流れ出す……


列車の先頭車両が見えてきた、。


ゆっくりとホームへ…………


………………











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ