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例えば君を。

作者: 安孫子太郎

例えば、君を泣かせてしまったことを後悔してるし、何も言ってやれなかった事も後悔している。


例えば、あの日、君が嬉しそうな笑顔を振りまいていた事を大切にしてやれなかった事、君が求めていた言葉を探しだせなかった事も後悔している。


本当は頼りたかった事も知っているし、本当に怒っていたことも知っている。

言っていることの裏側に別の意味があったことも知っている。


知っているけど、僕には出来なかった。伝えられなかった。伝えられるほどの言葉を持ちあわせていなかった。


何をしても、そこから溢れ、それをうまく拾い集める事が出来ない。

そんな不器用で、何も上手く出来ない人でも、好きでいてくれる君を知っている。


言葉の力を知っている君を知っている。

僕のためにお洒落を頑張ってくれている君を知っている。



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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは ≪不器用な人間≫ いいですね。 人は不器用でいいんですよね。 それでも受け入れてくれる存在に対する 愛情がすごく切実に伝わりました。 追記 僕はよく本とゲームを母親に頼んで売…
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