やっぱり雪が好き

２

　『………ろ』何だ聞こえないぞ。

　『………ってろ』てろ？だから聞こえないって。はっき言ってくれ。

　『……まってろ』ああ、待ってろね。何を待てばいいんだ。よく分からん。

旦那な男が俺に向かって必死手を伸ばしている。俺もそれに答えようと何かを叫びながら両手を伸ばしている。　そろでいだんだん意識がなくなっていった。

う～ん。旦那な男はいったい何を待っていて欲しかったんだろう。まぁいいかそのうち続きの夢を見るだろう。