ぼくのベッド
ぼくのベッドはどこに行ってしまったのかな
いつから無くなってしまったんだろう
誰かが持っていったのだろうか
おかげでぼくはいつも立ったまま寝るんだ
そして気が付くと固い地面に崩れ堕ちて痛い目にあう
ぼくのベッドはどこかでぼくを待っているのかも知れないね
でももう待たなくていいんだよ
ぼくも探すことはしないから
熟睡は危なくて出来ないって知ったから
子守唄は耳障りなだけだって知ったから
温もりなんて嘘つきだって知ったから
ぼくは誰かのベッドを盗むことにしたよ
毎晩違うベッドを見つけるよ
立ったまま寝るよりましだろう
崩れ墜ちるより痛くはないよ
慣れれば涙も出ないよ