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第35話 初のパーティ戦

20分ほど待った頃に、『マスターピース(仮)』が呼ばれる。彼らの使用する場所は10階、1番目の部屋だそうだ。


他のパーティも含めて、以前にも使ったエレベーターに乗って移動する。


エレベーターが10階に到着し、格子戸が開くと共に4人はエレベーターから降りる。


彼ら以外は別の階に用があるようで、すぐに格子戸は閉まり再びエレベーターが上がっていった。


4人は若干の緊張を覚えつつ、通路を進んでいく。どんな相手なのか。強いのか。自分たちは勝てるのか。そんな疑問や不安を心の片隅で感じつつも、部屋の前に到着する。


「………開けるよ」


リューのその呟きに誰からとなく頷く。そして、意を決して扉を開くとそこには――――



…………誰もいなかった。


どうやらまだ対戦相手は来ていないらしい。


ふう、とリーナが息を漏らしながら呟く。


「私たちが先に着いたみたいね。なんか無駄に緊張しちゃった」


「……確かに。というか、呼ばれてすぐ動いたんだからよく考えると当然」


「あー、まあそうだな」


4人は微妙な雰囲気になりつつ、対戦相手が到着するのを待った。



およそ15分後、部屋の扉が開いた。


「おじゃましまーす……ってもう相手のパーティ来ちゃってるじゃない!!あんたのせいよアレックス!!!」


「あ、ホントだ……うるせーなフェリア!!トイレぐらい誰でも行くだろがよ!!」


「トイレとか大声で言わないでよ汚い!!」


「汚いってなんだよ汚いって!!お前もするだろウンk「あーもう!!!黙りなさいよ!!!」」


「あー、あの…二人とも?」


「何だよ!?」「何よ!?」


「とりあえず、遅れたことを謝ろうか?」


「「あ………」」


気まずい表情で、2人はリュー達の方を向く。


「わ、悪い……俺が便所行ってたせいで遅れちまった……。」


「私は……こいつのせいで遅れたのに怒ってただけだし…別に「ハァ…謝罪を後回しにしてケンカを始めたのは誰だっけ?」…私です…。ごめんなさい」


リュー達4人は苦々しい表情でそれを聞いていた。





∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵





「えっと、改めまして…俺たちはAランクパーティの『春風』っていいます。俺はエミール。よろしくね」


「で、俺はビルっつうんだ。武器は槍。ま、うちのアホ二人はいっつもこうだからよ。許してやってくれや」


「ふふふ。アレックスくんとフェリアちゃんは仲良いよねぇ。あ、わたしはダリアって言いまぁす。よろしくねー。それで、こっちが…」


「ああ、俺っすか。俺はシモンって言うっす。斧使ってますっす。よろしくっす」


「それで、私が」「んで、俺が」


「「……………」」


「アレックスだ」「フェリアよ」


「っ……!!なんで被るのよこのバカ!!」


「お前の方がちょっと遅かったじゃねーか!!!!被せてきたのお前だろ!?」


「そんなことないわよ!!変な言いがかり付けるのやめてくれる!?」


「はあ!?言いがかりだと!?難癖付けてくる奴に言われたくねえよ!!」


再び、アレックスとフェリアの二人は言い争いを始める。


「あー、悪い。終わらなそうだし割り込ませてもらうぜ?俺らはDランクパーティ『マスターピース(仮)』。仮なのは急ごしらえでパーティ名を決めたからだな。俺はエル。よろしくな」


見かねたエルが二人の言い合いに割って入り、挨拶を始めた。


「エル強引だなあ……えっと、僕はリューです。で、こっちの金髪の子が」


「あ、リーナです。戦型は短剣です、よろしくお願いします。それで、最後にこっちのフードの子が……」


「…………ティファ。…とりあえず、対戦について話し合いたい。喧嘩は後にして」


「あー、うん。もっともだね。よくある対戦形式としては、武器は訓練用、時間制限無し、片方のパーティが全滅もしくは敗北宣言をして対戦終了……って感じかな。俺たちもパーティ戦はこの方式でやる場合が多いね。何か変更したい点とかはある?」


「僕たちはパーティ戦の経験が無いので……。お任せします。あ……エルはやっぱ自分の武器が使いたいの?」


「ん?いや、受付で聞いたのは一応の確認だけだぞ?訓練用で問題ねーな」


「そっか。なら大丈夫かな?…ただ、悪いんだけど、ダリアの矢の鏃は金属製のものを使わせてもらうよ。じゃないと威力は微々たるものになってしまうし、何よりもまともに飛ばなくなるからね」


「わかりました。構いません」


「なんかわたしだけごめんねぇ……。急所は絶対狙わないようにするから、許して?」


ふと、エミールが何かに気付いたようにリーナの方を見る。


「えっと、リーナちゃん……だっけ?」


「え?あ、はい。そうですけど……?」


「腰のそれ、投げナイフだよね?それも普段から使ってるみたいだし……そのまま使っちゃってよ」


「え、いいんですか?……鏃のことがあるから、ですか?」


「んー、言ってしまえばそうだね。俺たちとしてもなるべく公平を期したいってのはあるし、それにダリアも変に気を遣わなくても良くなると思うし。」


「あはは……確かにわたし、申し訳なくて余計なこと考えちゃうかも」


「そういうことでしたら。遠慮なく使わせてもらいますね?」


「ま、決め事はそんなとこか?そんじゃ、それぞれ武器を選ぶとするか」


そう言ったアレックスの視線の先には、壁にかかった無数の武器。各々の長さや太さなどが異なり、1つの武器につき10種類はあるだろう。


「しかしよォ……パーティ戦を斡旋してるっつっても武器の種類が半端なく増えてんよな。これ他の部屋もそうだろうしよ、いくら訓練用の武器とはいっても結構な額使ってるんじゃね?」


「確かにそうっすね。でもまあ、この一か月の利用者はだいぶ増えるし、使った以上にかなり儲けるんじゃないっすかね?」


ビルが呟き、それに対してシモンが返事をする。


「それもそうか。……っと、この槍中々イイ感じじゃんか!重心もブレてねーし、訓練用にしては手に馴染むし。これに決ーめたっと!」


その後も皆が次々に自前の武器置き、訓練用の物を手にしていく。


「よし、全員武器を選んだね?んじゃ、さくっと始めようか。」


エミールがそう口にすると、『春風』の面々はぞろぞろと部屋の奥手に歩いてゆき、距離をとった。


「……あ、大抵の場合、パーティ間の距離は大体20メートルくらいから始めるね。……うん、この辺かな」


両パーティが距離をとると、自然とそれぞれの武器を手にしてそれぞれの位置に着きだす。


『マスターピース(仮)』はリュー・リーナが前衛、エルが中衛、ティファが後衛というある意味いつも通りの配置。


『春風』はアレックス・シモンが前衛、ビルが中衛、エミール・フェリア・ダリアの3人が後衛という、安定感のある布陣だ。


「じゃ、早速始めようか。開始の合図はこのコインが地面に落ちたら。……それじゃあ……いくよっ!!」


闘いの幕が、切って落とされた。





∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵





コインが落下した音を聞いた瞬間、僕は駆け出した。


「リュー」


ティファから一声かかり、チラリとそちらを見て頷く。


アレックス、シモンの2人との間10メートルも無くなるころ、僕は水魔術を発動させた。


『春風』の面々の頭上から水滴が絨毯状に降りかかっていき、ずぶ濡れというわけでもないが彼らの足元に水が広がるほどには水量がある。


一瞬、アレックスの表情が驚愕に染まるも、直ちに引き締めなおされる。


「フリーズ」


瞬間、ティファの声が響き、冷気が一気に増幅する。


唱えた魔術は威力は高いものではないが、詠唱は短く即効性が高い。


そして水がある状態で使えば、その効果は彼らの足を止めるには十分。


凍った地面に足を取られそうになり、走り込んできていた面々が僅かに体制を崩す。


その僅かの時間を見逃さず、僕とリーナは一気に距離を詰める。


僕はアレックス、リーナはシモンに武器を振りかざす。


アレックスは咄嗟に盾で防ごうと左手を動かす。


僕はその盾を弾くため、剣を振り切ろうとする。


しかし、剣は届かなかった。その原因は一瞬でこちらのメンバーを後方に吹き飛ばした強風。


『春風』の魔術師、フェリアの仕業であった。


彼女はリューが水魔術を発動させた瞬間、それまで行っていた詠唱を中断。


相手を後方に飛ばすだけの、風魔術の中でも威力が低く詠唱も迅速なものを発動した。


ティファは有効範囲から外れていたが、僕とリーナは真正面から風の影響を受けて数メートル後ろに飛ばされ、エルはその場に留まったものの足を止めることになった。


僕たちが体勢を崩す間に氷から脱出され、奇襲攻撃は失敗。仕切り直しとなる。


先程までは僕達は1対1を繰り返し、相手の戦力を削っていくつもりでいた。だが、こうなっては仕方ない。


「僕は前衛、エルは中衛、リーナは後衛を相手にして!!」


2人が小さく頷き、僕は前衛のアレックス、シモンの2人を見据える。剣と盾、そして斧。Aランクパーティだけあってコンビネーションも上手いはず。力を尽くさなければ抑えることは難しいだろう。


「身体能力強化、自動防御、魔導増強、オン」


そう呟き、そして同時に風魔術を足裏に展開。魔導増強の発動でいつもより魔術の効果が上がっている。両足に力を篭め、一気に加速。


双剣を構えてアレックスへ突進した。


突撃は盾に防がれるが、アレックスは衝撃に耐えかねたのか数歩たたらを踏む。隙が一瞬できるものの、視界の端には斧を振りかぶるシモンの姿。横薙ぎに振るわれた一撃を、身を低くして回避。


右手に握った剣を逆手に持ち替え、僕は後ろ向きに急加速してシモンへ突きを繰り出す。


ギリギリで反応され斧の柄で軌道をずらされたが、わき腹に剣を掠らせることができた。


次に左手の剣を頭上にある斧に叩き付ける。シモンは辛うじて武器から手を放しはしなかったが、無防備な状態を晒す。


僕はそのまま身体を半回転させ、シモンを撫で斬りにするように順手と逆手に握った双剣を振るった。


だが、跳ね返ってきたのは硬い感触で、アレックスが横から盾を滑り込ませてシモンを守っていた。


アレックスが鋭く剣を振るうのを目にして、僕は一旦その場から退いた。


チラリと他の3人を窺うと、エルはビルの槍を数発は喰らっているものの善戦。リーナはダリアの弓から放たれる矢を叩き落としつつ、エミールによるメイスの攻撃を軽やかに躱している。……エミールの口元がせわしなく動いているのが見える。牽制をしておこうと、エミールに雷魔術を放つ。


その攻撃はビルの槍によって弾かれた。……木製の槍で弾くってどういうことだろう。


ティファはフェリアの迅速な詠唱によって自分の詠唱を妨害され、うまく働けていない。一応拮抗してはいるが。


アレックスとシモンを警戒しつつそれらを確認し、再び2人に焦点を当てる。


「シモォン!!スロースターターなんて言い訳にならねえぞ!!しゃきっとしろ!!」


「すいませんっす。でもエミールさんの補助ももうすぐ来ますから、大丈夫っすよ」


…………!!さっきのは補助魔術の詠唱……!?不味い……!!


僕は若干の焦りを覚えながら、2人との距離を詰める。


アレックスがシモンの前に立ち盾を構えると、そのままそれを突き出すように突進してくる。所謂、シールドバッシュというものだろうか。


僕はそれを避け、そして反撃を繰り出すために地を蹴り、飛び上がった。


空中で回転しながら火魔術を2人に放つ。これは容易く反応され、それぞれの武器で散らされた。………なんで弾くことができるんだ……?そう思いつつも僕は着地する。


パリンッッ!!!


――――――ガラスが割れるような音が響く。


目の前に盾が迫り、自動防御の障壁が1枚破壊されていた。


……しまった。隙を許してしまっていた。まさか盾を投げるとは―――


その盾の陰から、何かが高速で突き出た。


「くっ………!?」


自動防御が間に合わず、交差させた双剣に強い衝撃が奔る。


「惜しいっすねぇ……良い反応じゃないっすか」


それはシモンの斧の先端だったようで、彼は苦々しくそう呟いた。


危ないところだった。油断なんて一瞬もできないな…。


そう思いつつ一旦距離をとって、シモンと盾を回収したアレックスと改めて対峙する。


すると、彼らの周囲にぼんやりと光が纏わりつき始めた。


2人はその変化にすぐに気づき、僅かに表情を弛緩させる。


「おっし!!シモン、こっちは俺が抑える!!」


「了解!!」


それと同時にエルの方向に一目散に駆け出すシモン。


「っ………!!身体能力強化、自動防御オン!対象エルッ……!!」


エルに対してスキルを発動させるや否や、アレックスが距離を詰めてくる。


…速い…!!補助魔術の効果か……!!


シールドバッシュはなんとか当たらないように避けられるものの、繰り出される鋭い剣戟は躱す余裕もなく、左右の剣で受ける。


………一撃一撃が半端じゃなく重い。木剣じゃなくて、鉄の棒を相手にしてるみたいだ……!!


気を抜くと身体が浮きそうになる。補助以前に、さっきまでは手を抜いていたんじゃないかと思うほどにアレックスは強い。風魔術、雷魔術を立て続けに連発しながら双剣でも攻めるが、魔術は盾で事も無げに弾かれ、双剣は片手一本の剣で捌かれる。


水魔術を発動させ、それに直撃させるようにして火魔術を使う。


水蒸気が勢いよく立ち昇り、周囲が白くなると共に熱気に包まれる。これには堪らずアレックスも大きく距離を取った。


エルは―――!?


エルの方を見ると、ビルの槍とシモンの斧を相手取っていたが、パリン、パリンと障壁が破れる音が続けて響く。


エルの戦いをそれ以上見ている暇も無く、僕はアレックスへと集中する。


剣の腕はあちらがやや上。これを覆すのは難しい。魔術は原理は不明だが防がれる。さっきまでのやり取りの中では点での攻撃は剣、面での攻撃は盾で弾く場合が多かった。


……なら、防げないような広範囲の攻撃を浴びせればいい。


その考えに至った僕は、雷魔術を展開。周囲に電流が迸り、どんどん広がっていく。晴れた水蒸気の向こうに現れたアレックスの表情は驚愕に染まっていた。


「おいおい……なんだそりゃあ……」


その呟きを聞き終わらないうちに、僕はアレックスの周辺一帯に向けて雷魔術を放った。


辺りが青白い閃光に包まれ、その中でアレックスは身をよじらせて苦しんでいる。


やがてアレックスは気を失ったのか、膝から崩れ落ちるようにその場に倒れる。それを見て僕は雷魔術を解除した。


かなり魔力は使ったが、致し方無い。必要な消費だった、と思いながら、エルの方を見る。


もう障壁は全て破壊され、満身創痍の状態。すぐ加勢に行かなくては。


そう考え、すぐに駆けつけようと脚に力を籠める。…………が。


パリン。


その音は真後ろで鳴った。即座にその場から飛び退くのと同時に、左腕を攻撃が掠めていく。


何故――――!?確かに雷魔術は直撃したはずなのに……!!


「……なんで、って顔してんなあ……手加減なんかしやがって……!!殺す気で来ねえと俺は倒せねえぞォ!!!!!」


「っ……!!」


叫ぶと同時に、アレックスは突っ込んできた。


勢いは凄まじいものがあるが、やはりダメージが残っているのか先程よりは動きが鈍い。


袈裟懸けに繰り出された剣戟を、左の剣で受け流す。隙を狙って右わき腹に突きを見舞う。盾で少し逸らされたが、突きが入る。盾が力ずくで薙ぎ払われ、後ろに跳び退いて距離を取る。


その瞬間、後ろでブゥン、という風切り音が鳴るのが聞こえた。


慌てて横に転がり、体勢を立て直して音がした方向を見る。


そこには槍を構えたビルがいた。それが表わすことはつまり。


エルが倒されビルはこちらに、シモンはティファの方に走っていた。


シモンに対して広範囲の風魔術を放つが、ことごとく弾かれ、躱され、全く攻撃が通らない。


苦肉の策としてティファに自動防御をかける。


ビルとアレックスの方に視線を戻すや否や、リーナの方向から「うっ」という短い悲鳴があがった。


リーナがエルの敗北に動揺した隙にダリアが矢を放ち、それがリーナのふくらはぎに当たり、彼女の動きを止めていた。


止まってしまえばリーナの優位は崩れる。エミールが振ったメイスを短剣で防ごうとするも、いともたやすくその身体を吹き飛ばされてしまった。


ビルが突きを放ってくる。それを剣で逸らしつつ前進し、間合いに入り込もうとする。


だが間合いに入り込むのは織り込み済みだったらしく、ビルは槍から手を放し鋭く拳を突き出してくる。


それを紙一重で避けると、次の瞬間にはすでに槍を持ち直して横薙ぎに大きく振るってくる。


僕は後ろ向きに跳ねるようにして回避。


が、横合いからアレックスのシールドバッシュを喰らい、吹き飛ばされる。


受け身を取りつつ地面に転がって、なんとか起き上がる。


―――――そして、僕の視界に入ってきたものは。


ティファが膝から崩れ落ち。リーナがダリアによって地面に押さえつけられ。


僕以外との闘いを終えた彼らが、こちらに殺到する光景だった。


「もう、降参しとけよ。な?」


ビルがそう声を掛けてくる。


……でも、僕はまだ……!!


「リュー。君ひとりで戦ってるわけじゃないだろう?」


エミールが語り掛けてきて、ハッとする。



そして僕は剣を強く握りしめ、


地面に膝をついた。

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