表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

18時、君は99回死ぬ

最新エピソード掲載日:2026/02/23
高校二年生の春。

夕方18時になると、世界は“その日の朝”へ巻き戻る。

理由は一つ。
――僕が、18時に死ぬから。

転校生のミナトは、初対面のはずなのに僕の名前を知っていた。

「今日は、落ちないで」

そう言って屋上で僕を引き止める彼女は、実は幼い頃に離れ離れになった幼馴染だった。そして彼女こそが、このループの元凶。

僕の自殺をニュースで知ったミナトは、「生きている時間に戻りたい」と願い、独学でタイムトラベル装置を完成させる。だが実験は失敗し、世界は“18時固定”のループへと閉じ込められてしまった。

現在は――99回目。

これが最後のループ。

しかし、時間を歪めた代償は残酷だった。

僕はミナトと一緒にいるほど、ミナトとの記憶だけを失っていく。

笑い合った時間も、触れた温度も、交わした約束も。
関係が深まるほど、忘却の速度は加速する。

彼女を好きになるたびに、彼女を思い出せなくなる。

それでもミナトは言う。

「お願い。今回は、生きて」

18時を越えれば、ループは終わる。
けれど僕が生きることで、世界は変わってしまうかもしれない。

そして彼女の存在も――消えてしまうかもしれない。

これは、99回目の夕方に挑む二人の物語。

忘れられてもなお残る感情と、
“生きる”という選択の物語。

18時を越えた先で、僕たちはもう一度出会えるのか。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ