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神神ノ遊ビ  作者: TETSUONE
2/3

真壁

奇妙な夢から目覚めた黒石。

身支度中に腕に数字が刻まれていたことに驚いたが特に気にすることなく、通常運転で日常を送っていた。

仲の良い先輩、真壁とたわいもない会話もこなし、帰宅し、また出勤する日々だったが、突如謎の異形が職場に現れる。

その異形は黒石の前にいき黒石を思いっきり殴り飛ばしたのであった。

石の異形が黒石の顔面を殴った。

誰もこの状況を理解できず、動けずにいた。

石の異形は吹き飛んだ黒石の方を見ているが動く気配がない。

そんな中、真壁が黒石のところへ駆け寄っていく。

【真壁直継、40歳、O型、山羊座、課長】

真壁「おい!黒石!生きてるか!」

黒石は衝撃で脳震盪起こしていた。

黒石「…真壁さん…何が起きたんすか?」

真壁「あの石みたいなやつがお前の顔面を殴ったんだよ!…おい!お前ら!つったってねぇで手伝え!」

その声を皮切りに周りの仲間たちが動きだす。

真壁「あの石が動いてねぇ間に黒石運ぶぞ!」

皆が協力し黒石を立たせ肩に手を回す。

真壁が黒石の顔をしっかり見て様子を伺うと、その異様な姿に驚いた。

真壁「黒石…お前…顔面にひびが入ってるぞ…。」

皆が黒石の顔を見て、その奇妙な状況に戸惑っていた。

そしてひび割れた所から、何かが落ちていくのを発見した。

真壁「黒石…お前…顔が卵の殻みたいにぽろぽろ剥がれてきてるぞ。」

黒石「…どういうことすか?」

真壁「俺が聞きてぇわ!まぁいい!いくぞ!」

真壁達が動き出そうとした時、石の異形も動き始めた。

真壁「おいおいまじかよ!こっち来てんぞあいつ!」

石の異形が真壁達の方へじりじりと近づいてきている。

その姿に皆が恐怖を感じ始めた。

真壁「おい!ビビるな!いくぞ!」

黒石を担ぎ、出口に向かおうとするが、石の異形が出口の進路を塞ぎにくる。

真壁「まじかよ!意外と動けるのかよこいつ。」

皆が恐怖を感じ、黒石を置いて逃げようと後退し始めた。

真壁「おい!お前ら仲間置いて逃げる気か!」

その言葉に皆が足を止めたが、恐怖で足が震えていた。

真壁「やるしかねぇぞ!お前ら!鉄パイプ持て!」

黒石をその場に置いて、皆が何とか足を動かし鉄パイプを取り始めた。

取り終えたあと、石の異形を取り囲み、皆が鉄パイプを構えて様子を伺っていた。

だが一人がその状況に耐えきれず、鉄パイプを振りかぶる。

社員A「うわぁぁぁぁ!」

雄叫びとともに石の異形に突っ込む。

石の異形は腕と思われる部位を振りかぶり、振り抜いた。

それは突っ込んだ仲間の顔面を捉え、吹き飛ぶほどの威力だった。

その光景は異様で全員が吹き飛んだ先を見ていた。

そこには顔が抉られ、顔がぐちゃぐちゃにへちゃげている仲間の姿があった。

その姿を見た途端に皆の恐怖がパニックに変わった。

一同「あぁぁぁぁぁぁ!」

皆が己を忘れちりぢりに逃げ始めた。

だが真壁と数人がその恐怖に打ち勝ち、黒石を救うという意思のみで耐えた。

真壁「まじかよ…とんでもねぇぜ…。」

真壁達は恐怖で足がすくんで動けずにいる。

そんな中、石の異形が動き出し徐々に黒石に近づいていた。

真壁「間違いなく黒石狙いだな…黒石ぃこんな奴に恨まれるなんて…何してんだお前は。」

石の異形が横になっている黒石の目の前に着く。

その瞬間石の異形が右腕を振りかぶり黒石を殴ろうとしていた。

咄嗟に真壁の身体が動き、鉄パイプで石の異形の左腕を強打した。

鉄パイプで強打した箇所からひびが入り徐々に広がっていく。

石の異形の左腕が地面に落ちる、異形は特に痛がる様子もなく、ただ立ち尽くしていた。

真壁「…いけた。ん?」

真壁は落ちた左腕に数字のような字を見たが、特に気にしなかった。

石の異形が真壁達の方を向く。

真壁「…くるか…お前らこいついけるぞ!右のパンチだけ気をつけろ!タコ殴りにすんぞ!」

皆、その姿を見て可能性を感じ、奮い立った。


10分ぐらい経っただろうか、皆で協力して闘い、石の異形を粉々にしていた。

真壁「はぁ…はぁ…はぁ…終わったか?…黒石は?」

皆が黒石の方見る。

その異様な姿にまたしても理解できずにいた。

真壁「黒石…お前なのか?真っ黒になってんぞ…」

黒石「…どういうことすか?」

黒石は脳震盪から取り戻しつつある意識の中で自分の手を確認した。

黒石「何じゃこりゃ!やばいっすね!」

真壁「やばいじゃねぇよ!もうわけわからん!とりあえず…病院か?」

仲間達が黒石に手を差し伸べ、起こそうとした瞬間、叫び声が工場内に響いた。

社員B「うぎゃぁぁぁ!」

真壁「どうした!?」

真壁が近寄ると黒石に差し伸べた仲間の手が潰れてるのが見えた。

真壁「何が起きたんだ?…黒石?」

真壁は黒石の方を見たが、肌が黒すぎて表情が読み取れない。

黒石は自分の手を見ており、何か考えている様子だった。

黒石「…まじか…すまん!ちょっと頼めしてみるわ。」

黒石は近くに置いてあった鉄パイプを手に取り、おもむろに曲げ始める。

黒石「柔らけぇ…。」

いとも簡単に鉄パイプを曲げてしまった。

そして黒石は大きく振りかぶり鉄パイプを投げる。

鉄パイプはものすごい勢いで飛んでいき、壁に突き刺さった。

皆がその異様な光景をただ立ち尽くして見ていた。

真壁「黒石…お前大丈夫か?」

黒石「絶好調っすね!…最高だぜ…」

そう言うと黒石は踏み込んだ。

次の瞬間入り口の扉が吹き飛んで、黒石は一瞬でどこかに消えた。

黒石が居た床は衝撃で割れていた。

真壁「どうなってんだ?…」

誰しもこの状況を理解できずに固まっていたが、真壁だけは我に帰る。

真壁「ああ…そうだ。救急箱持ってこい!それから救急車、警察にも連絡しろ!」

その言葉で皆、我に戻りこの状況を片付けようと動き出した。

真壁「黒石…どこにいったんだ…。」


ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。

初めて書くので、読みにくかったり、わかりずらかったりしたかもしれません。

私はわからないことだらけで上手ではないと思いますが大目にみていただけると幸いです。

黒石の人物像が少しでも伝わってれば嬉しいです。

今後は時間のある時に少しずつ書いていく予定です。

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