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ペルセウスの夜に、言の葉は流れ星のように

作者: 逢乃 雫

書きかけの


手紙の余白のように



空を見つめる


瞳に映りゆく夏雲



時雨(しぐれ)る蝉の


ビブラートを聴きながら



風に咲きゆく


ペンタスの


花は青い星のように



はじける


花火草の花と実は



花一時(はなひととき)


紅く夏を燈すように




ペルセウスの夜に


星が巡りゆくように



月鏡の宵を


北の空から上りゆく



勇者の星座が


ふりまく光


ペルセウス座流星群



流火の夜空に


いくつもの願いをのせて




ペルセウスの夜に


夏が巡りゆくように



風が巡り


太陽が巡っていくように



夏という


季節もまた旅人



空と大地と


こころを巡りゆくように



鏡のような


月が照らすのはきっと



胸の中の


こころという(そら)の惑星




花ひとときに


人は想いを刻んで



一葉ひと葉の


言の葉が紡ぐ真心は



こころの季節を


褪せない色で


巡りゆくと、信じながら




星ひとときに


言の葉は流れ星のように



どこから来て


どこへ向かうとしても



この今を同じ


惑星の上にいることは



きっと、


かけがえのないこと




空は巡り


太陽は巡っていくように



丸い惑星の上で


歩き続ける


その道もはてしなく



真っ直ぐに進むときも


時に周り道をしながらも



ふと立ち止まる夜も


あるかも知れないけれど



その時は


この惑星(ほし)が回って


明日へと


運んでくれるように




書きかけの


手紙の余白を埋めるように



こころの空を


駆ける言の葉を見つめて



星ひとときに


真心を、燈すように


紡ぐ一葉ひと葉を



ペルセウスの夜に


言の葉は、流れ星のように

















ペルセウス座は、ギリシャ神話の勇者の姿で、地球に近づく彗星の軌道に沿って毎年夏に星座の方角から流星群がみられます。今年は8月12日から13日がピークとされます。


ペンタスは、夏にいくつもの星形の花が咲き、青のほか紅や白もあります。花言葉は「願い事」「希望が叶う」です。「花一時はなひととき」は、花が咲く間を表す言葉です。


花火草は、ハゼランの別名で、花と実が花火のような姿で、花言葉は「真心」です。流火りゅうかは、さそり座のアンタレスの紅い星が8月に入り西の空へ移りゆくことで、流れ星を表すこともあります。


季節の星や花をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
「夏という 季節もまた旅人」という素敵な言葉に、そうだったなあと感じ入りました。 暑くて永遠に夏のような気がしてしまう今日この頃ですが(笑)、季節は巡っていきますよね。 タイトルの言葉と「こころの空を…
ベルセウス座の星がひとつひとつ流れてゆくようすが花が咲くように、花火の火が灯るように描かれいるのが印象的ですね。 ペンタスやハゼランの花言葉も心に残りました。 星ひととき、花ひとときと繰り返されている…
「言の葉は流れ星のように」は、まさにその名の通り、 言葉が夜空を駆けるような詩でした。 「こころという宙の惑星」「丸い惑星」「惑星が回って明日へと運んで」 —— この連なりが、宇宙と心を重ねる視点…
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