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ZIPANGヘビー級王座

お久しぶりです。

試合内容は後で書き足すかもしれません。

取り敢えず話を進めるために書きました。

 時間の流れは早い者で出番メインが近づく。

 ツアーで何度も経験しているし慣れたものだが娘達は違うようで緊張でガタガタしていた。


「何で緊張しているか理解に苦しむ」


「だ、だってパパ五万人近くいるの前でパフォーマンスするんだよ!」


「そうですよ!五万人と言えば一流アーティストしか集められないんですよ!?」


「そんなの気にする事か?

普段は動画で何十万人に視聴されているのに?

試合だって全世界のZIPANGファンからオンデマンドで何百万と見られているんだから五万人くらい少ない方だよ」


「言われてみればそうだけど……

何でパパは緊張しないのよ!」


「ん?常に全登録者に見られているイメージだし見られて困る事何も無いから?

観客を気にしないのも違うね、プロレスラーは観客と試合を作るものだからね。

人数を気にしていたらケガとか生命に関わるし緊張よりワクワクが強い感じ

だから2人には楽しんで欲しい緊張していたら観客の笑顔に気が付けないからね」


「そうだね!主役のパパがワクワクしているんだもん

あたし達が緊張してどうするって話だよね?」


「お客様はプレッシャーでガチガチな私達より笑顔の私達を待っているはずですね♪」


 二人の緊張が解けたところでスタッフから出番と伝えられた。


「2人共最高のショーにするぞ!」


「「「オーッ!!!」」」


★☆★☆★


※入場シーンは何度も書いているので割愛致します。


 入場パフォーマンスが終わりコールを受け、次は王者のジ・エンドのテーマ曲が鳴り花道に現れる。

 五歩程後ろからセコンドに付くであろうライアンが続くが椅子グレイは居ない。

 あのストーカー捕まったのだろうか?


 そんな事を考えているうちにジ・エンドはリングに上がりコールを受けベルトをレフリーに預けた。


 俺達は中央で睨み合う。

 レフリーほボディーチェックの為引き離しボディーチェックをした。


 互いのコーナーに離れ臨戦態勢になるとゴングが鳴った。

 紳士的に右手を出されたから素直に握手すると合気道の技のように膝から崩れた。

 そこへ頬へ強烈な張り手を喰らう。

 ジ・エンドは学生相撲出身だけあって威力は強烈で意識が飛びそうになる。


 倒れた所でストンピングされ何発か受けたが転がってリング下へ仕切り直さないと相手ペースで不利だと距離を取った。

 だが追ってきた。

 背中にエルボーされ英語実況席のテーブルに頭を打ち付けられた。

 ゲスト解説のロード・ライオンが何か言っていたが聞き取れなかった。


 因みに彼は盟友でもある青木いのりとタッグを組みノンタイトルながらZIPANGタッグ王者組に勝利していた。


 さらに鉄柵に投げられ鉄柱にぶつけられ倒れた。

 無理やり起こされた時顎へ膝蹴りしてリングに戻る。

 その後グランドの攻防になったのだが鉄柱に頭をぶつけた時に出血したらしく血が目に入り目が見えない。

 ニーナが汗が目に入らない工夫をしていたのだが血には効果無かったようだ。


 触れている状態なら何とか対応できるが離れたら勝ち目は無くなるので今仕留めなければ!


 だが世界屈指のパワーファイターであるジ・エンドには生半可なテクニックは力で返され距離を取られた。


 首元に熱いモノが流れるからヤツも気が付いたよ様で打撃による攻撃に切り替えた。


 この選択は正解で関節技などは触れ合っていれば腕の位置とか感覚で分かるが打撃は何時来るかは目に頼っている以上分からない。

 分からないから防御は出来ないしダメージは蓄積される一方だ。


 出来る対策は頭部を守りつつ膝を着く事だ。

 グラウンドに持ち込めれれば形勢逆転の目もある。


 だが相手は王者で経験もある。

 俺の読みなど読まれていて倒れても執拗にストンピング(踏み付け)で攻めたてる。


 俺の真の狙いはグランドではなくホール(カウント)だった。

 ホールに入った瞬間に腕や足の位置を予想し跳ね返した瞬間腕を取り動きを止める。


 そして脚に目標を変えてインデアンデスロックの体制にし自分の両手をフリーにすると自ら覆面マスクを脱いだ。

 ライアンの試合でペイントレスラー『トビー・ザ・クラウン』が好評だったこともあり念の為メイクしてあったのだ。


 血でメイクが落ちている可能性もあるが素顔よりもマシだろ。


 目に血が入り手で拭っても視界が完全には戻らない。

 俺は足を極めたままブリッジし鎌固めを仕掛ける。


 この時目があったのだが一瞬驚いた顔をしていたのが印象的だった。


 技を完成させるが位置が悪くロープエスケープされる。


 リング中央で睨み合いエルボー合戦になる。

 観客はジ・エンド有利と思っただろうが俺には『波道はどう』がある為ダメージは肩甲骨から逃がし、打ち込みは肩甲骨からの波動で相手の芯にダメージを蓄積させたので打ち勝ったのは俺だった。


 これでペースを完全に掴んだ俺は得意ムーブを連続で決めたがフィニッシュには繋がらない。

 何度か反撃されるが芯に残ったダメージは蓄積され最後には必殺技の『ローリングギロチン』が決まりZIPANGヘビー級王者になる事ができた!


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