Episode0:プロローグ
初投稿・不定期です。推理ものが初めてなので、甘かったりしたらすみません。
時計は0時を回ろうとしていた。
四畳半の暗闇に、小さな光と、規則的なホイールの音がある。
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<情報提供スレ>
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ワロタ ”この前の杉並区の死体、マジでヤバかったらしいww”
\(^o^)/ ”ああ、例の箱詰め死体か”
踏まれたい ”七分割されてダンボールに入ってたって、マ?”
ア○ソック ”マジらしい。実際に見たやつもいるとか”
踏まれたい ”うげ、一生トラウマだな”
中山 ”やった奴どんなサイコ野郎だよww”
\(^o^)/ ”@中山 それな”
草 ”その犯人って、捕まったっけ?”
ワロタ ”いや、まだ捕まってないらしい”
ア○ソック ”ポリ公仕事しろよwww”
草 ”ホントソレ、なんのための税金なんだよ”
中山 ”どうせPsiがまた解決すんだろ”
道草不味い ”@草 もう全員で滞納しようぜww”
ア○ソック ”@道草不味い ナイスアイディアw”
\(^o^)/ ”税務署を、ぶっこわす(キメ顔)”
草 ”いや古くて草www”
\(^o^)/ ”wwwwwwwww”
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画面を覗いていた人物は、銀色のノートPCを閉じる。
少し伸びをして、微温くなった珈琲を一口含む。
そして、少年は暗闇に独り言ちた。
「また、行くか」
その顔は、珈琲の苦味以外の「何か」によって、不服そうであった。
読んでくださり有難うございました。