ここまでの登場キャラクターの設定
アカネ(天童朱音)
名門にして名家の長女。生まれつき妖怪などが見える体質であった。同じ体質であった大叔母にかわいがられてはいたが今の家族からは冷遇されていた。そしてどう考えても不幸にしかならない結婚を用意されてしまう。その結果、異世界へと家出して夢であった料理人になることを決めた。妖怪になつかれ好かれる体質。
焔
座敷童。天童家と契約して定期的に生まれる妖怪似好かれる体質の少女が本家で過ごすかわりにと本家に住む契約を結んでいた。当初はその契約の少女は大切に育てられていたのだが世代を重ねる事に環境が悪くなっていた。そして朱音が家を追い出されるために家を出ることにした。妖怪世界ではそれなりに名のある人物である。主人公に憑いており主人公の守護をしているが度を越えた幸運を与えればそれに伴う揺り戻しがある。基本的に勤勉で真面目、善良な人は好きだがそうじゃない人間を見抜く力があり不幸を与える力もある。意地悪だが面倒見がよいタイプ。
ヨハン=ローゼンバルク
新米商人で朱音の共同経営者。貴族の家出身であるが兄が四人。姉が二人。妹が一人という家族構成。生まれつき体が弱いこともあり武門の家出身では落ちこぼれのいじめられっ子。文官を目指していたかったが実家が嫌われていることから試験に落ちてしまう。自活をしないとだめということで出入りのある商家のところで修行を二年間して実家に帰る最中に主人公と出会う。元文官志望だったことも手伝い知識は豊富で魔法も使えるが体力が致命的にない。線の細い知的なインテリ美形。
エルダ
ヨハンの師匠である大商人。柔軟な思考の持ち主であり家がいろいろと複雑なヨハンをわかっていて面倒を見ていた。柔軟な思考の持ち主というか商売人としての生き方が強く利益を考えるが義理人情にも厚い。朱音などのお店を取引などに援助をしてくれている。糸目のややうさんくさい系だが整った顔立ちをしている。
ブラウニー
ヨハンの実家に住んでいた妖精。その家の家事をしたりして手伝ったり豊かさを生み出したりとする幸運の象徴みたいな存在。座敷童と似ているので焔と仲がよい。普通の人間には見えないがアカネは見ることができる。
迷い家
アカネたちの店の正体。亜空間のお店みたいなものであり来た客が善人ならば幸運を与え悪人なら不運を与えるという力がある。アカネたちを主人として認めた。元はアカネたちと同じ世界出身だがすみかがなくなり移動してきた過去を持つ。醤油、味噌などを生み出せる。
天童院蒼哉
アカネの弟。幸運に恵まれた男でありテストは勉強したり覚えていた場所ばかりがでる。女にももてるし株や投資も成功してばかりという失敗を知らない幸運な男。だが……。