【これまでの登場人物の紹介です】
第一章 城下の闇
登場人物の紹介です。
*カシミルド=ファタリテ(14歳)
主人公。黒の一族に生まれた黒髪で金色の瞳を持つ少年。魔獣を召喚することが何となく出来る。最近、無意識に色々な魔法を使っていた事を知る。鈍感で方向音痴、優しさだけが取り柄のみんなの魔力貯蔵庫。自信の魔力を制御出来ず、暴走した経験があり、姉に施された呪印で力を封じている。よく、みんなにお荷物扱いされているが、やるときはやる男。
*カンナ=ファタリテ?(14歳)
カシミルドの幼馴染。カシミルドの母の妹に育てられるが、本当の娘ではない模様。出生は謎。時間を止める力を持つが、本人は知らない。運動神経が良く怪我もほとんどしない。カシミルドやメイ子を大切な家族だと思っている。本来の髪、瞳の色は薄桃色。
*メイ=フェルコルヌ(?歳)
カシミルドに召喚された癒しの魔獣。白いモコ毛に銀色の二本の角を生やした、褐色の肌の幼女。生き別れの姉を探していた。カシミルドが大好きで、シレーヌのことを姉のように慕う。カンナに餌付けされてなつくが、カシミルドを独占したい為、ライバルだとも思っている。
*クロゥ(?歳)
黒の一族に仕える謎鳥。カシミルドが覚醒した時に彼に興味を持ち、ずっと傍にいる。普段は黒鳥だが、人に変身することも出来る。その姿は様々。得意な魔法は地と風。カシミルドの身を常に案じ、カンナとの出会いは運命だと言う。リュミエやテツのことが苦手。黒の一族の女も嫌い。好き嫌いがはっきりしていて、何処か憎めない。イタズラ好きの根は優しい生き物。その正体は謎だが、魔獣たちは知っているようだ。
*シレーヌ=セイレーン(?歳)
カシミルドに召喚された、小さな人魚の魔獣。人間は大嫌いだが、御主人様は尊敬している。人に役立つことには手を貸さず、人は傲慢で下劣だと言う。雑貨屋のパトをパトリシアと呼び、知り合いらしい。好戦的な性格。
*ユメア=イリュジオン(14歳)
薔薇園でカシミルドを助けたイリュジオン王国の王女。青紫色の髪と瞳を持つ小柄でお淑やかな少女。自身の魔法にコンプレックスを持ち悩んでいる。カシミルドと出会い、その存在に惹かれる。テツを目の上のたんこぶの様に思っているが、頼りにしている。
*テツ=イリュジオン(17歳)
イリュジオン王国の第三王子。魔法が使えないので、杖は剣のように使っている。両親から見放されているが、あまり気にしておらず、自分なりに国を大事に見守っている。カシミルドの暴走を素手で止める。
*ラルム=フォンテーヌ(15歳)
フォンテーヌ家の長女。人に関心が無く、精霊のことにしか興味がない。魔獣を地下オークションで見て、魔獣にも興味を示す。カシミルドを研究対象として欲している。真面目な眼鏡っ娘。視力は低く、眼鏡が無いとほとんど見えないが、精霊を見ることが出来る。シエルのことを信頼している。
*シエル=ミストラル(15歳)
ミストラル家次男。魔法の才があり、風の魔法を操る。態度が大きく、いい加減な性格に見えるが、観察力があり、状況判断能力に長けている。いつもラルムばかり見ている。教官であるレーゼが苦手。貴族以外の平民は愚民だと思っている。
*フラム=ソルシエール(14歳)
シエルの友達。残虐なことが好き。ラルムも好き。
*パトorパトリシア(?歳)
第三王区で雑貨屋を営む女性。情報屋も兼ねている。カンナの(義理の)両親と知り合いで、カンナと小さい頃から親しくしている。顔が広く、ゴロツキ達からも恐れられている謎の女性。シレーヌにパトリシアと呼ばれている。
*アン=フェルコルヌ(?歳)
メイ子の姉。優しいフェルコルヌ種の魔獣。飼い主が亡くなり、地下のオークションに出品される。スピラルを娘の様に可愛がるが、オークションにて角を失い、それにより命を落とす。
*スピラル(8歳)
貴族の屋敷を一棟丸ごと焼き尽くした犯人とされる少年。赤い癖っ毛と大きな瞳が可愛らしく、俺と言っているが女の子と間違えられる。アンを慕い、アンの復讐として、蜥蜴の尻尾の男達を焼き尽くす。その際深傷を負うが、メイ子に助けられ命を取り止める。
*アヴリル=フェルコルヌ(0歳)
白いモコモコの産まれたばかりの魔獣。アンの娘。アンの願いにより、スピラルに育ててもらうことになる。まだ「むぅ~」しか話せない。
*リュミエ=ブランシュ(自称30歳)
王国直属聖魔術育成管理教団、教団長を務める。銀色の髪、薔薇色の唇、口を開かなければ人形の様に美しい女性。カシミルド? を探している。いつも白い塔の上で紅茶を嗜んでいる。
*レーゼ(?歳)
リュミエの側近。灰色と黄色がかった瞳の持ち主。(オッドアイ)。実は二人存在する。
*ミラルド=ファタリテ(18歳)
カシミルドの姉。黒の一族の若き族長。自分にも周りにも厳しく、カシミルドの事となるとかなり保守的になる。極度のブラコン。カシミルドには、魔法や一族については殆ど語らず今に至る。呪術が得意で、箒で空を飛ぶことも出来る。小動物が大好きで、メイ子にメロメロである。
以上です。
第二章では大精霊、狐の魔獣、剣の使い手が出てきます。タイトルにあるのに全く出てこない天使も出演交渉中です。
番外編を挟んだ後、第二章を開始予定です。少々お時間下さい。
よろしくお願いします。




