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私は《僕は》それでも愛してる  作者: 君を愛する僕
4/5

4 無音と共に壊れた日

こんなにも遅れてしまいすみません。

見て頂いている皆々様度々すみません。


※この小説は一人称で進みます。

※この小説では固有名詞である名前が無く普通名詞ある言葉を使って進んで行きます。

※誰が喋っているのか分かりやすくマークを振っています。

 ♪私

 ♀姉

 ♂兄






コンコンコン



♀「どうしたの?部屋からまだ出てこないなんていつもはなら兄さんが起きてくる

  前に私と朝ごはん作って居る頃なのに・・・具合でも悪いの?」



心配してくれる姉、、、

でもその心の中では私に消えて欲しいって思っているくせに、、、。

会いたくない、出て行って、消えてよ!私に消えてって願っているくせに!


、、、、、消えて欲しい?、、、、、待って、私が消えなかったら?


私は、、、兄さん達はどうなるの?、、、どうするの?


私を、、、ころ、、、す、、、?、、、ころすの?kill、、、?

私、、、殺されるのかな兄さん達に、、、でも私の心は既に色を失ったよ?


     、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、


違う、、、、、違う違う違う違う違うっ!!!実の妹だよ?

私は兄さん達の実の妹だもん!

愛しい、、、愛してるって言ってくれたんだよ?そんな事有る訳無い、、、

それに私が邪魔なだけで殺人の罪なんて、、、犯すかな、、、

、、、でもあの夜言っていた言葉の中には私は入っていない、私を愛してるってずっと傍に居るって言っておきながら二人で居たい消えたい(死にたい)ってそんな事思っているんだよ?

有る訳無いって事の方が無い、、、


殺す、、、いや、、、消える?遠くに?私から?、、、、、、、、、、、


私は布団を頭まで被り体を丸め自身の身体を抱えていた。

身体の震えが止まらない頭が真っ白になってけれど何か考えていないとおかしくなりそうだ。


私には兄さんと姉さんしか居ないのに、、、、、、




ぐちゃぐちゃの頭の中、殺す殺さない愛してる愛していない消える消えない愛しい愛しくない消えて欲しい消えて欲しい消えて欲しい、、、、、、

ぐるぐると回る同じ言葉、、、




     、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、



♀「ねえ大丈夫?毛布を頭まで被っていたら顔色も寝ているのか聞いているの

  かさえも何もわからないわ、寝てるの?聞いてる?大丈夫なの?」



いつの間に部屋に入ってきたのだろうか、ノックはしたのだろうが私が気付かず返事をしないものだから入って来たのだろう鍵を掛けておけば良かった、、、

いつもどうりのお陰で鍵をし忘れたあの夜の事を知る前の私なら部屋に鍵なんてしないから。

だって掛ける必要なんて無い、、、、、

愛してる、、、、、、愛してた兄さん姉さんだったんだから



♪「・・・・・だ・大・丈夫・だから・・・少し頭が痛くて一人にして欲しいの

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  姉さん!・・・あ・あ・・・あり・・・っ・・・な・なん・でもない・・・」



言えない、言葉が出ない



♀「そう、わかったわ・・・もっと辛くなったり欲しい物があったら遠慮なく

  言うのよ?兄さんも私もすぐ傍に居るからすぐに行くわ」



うそつき



♪「・・・・・・」



♀「・・・っ・・・」



そんな辛そうな顔しないでよ、、、姉さん。

どうして姉さんがそんな顔するの?



♂「どうだったあいつの様子?具合悪いってそんなにしんどいなら病院行かせた

  方がいいんじゃないのか?」



♀「そんなに心配しないで、少し眠ったら良くなるからって言っていたから」



兄は妹の様子が気になっていたが私が大丈夫だと言ったらさっきよりもましな顔色になった、だって愛しい妹だもの心配しない訳が無い、、、あの子は私がちゃんと看病するから大丈夫だから貴方もそんな暗い表情しないで、、、、、


貴方には笑っていて欲しいの、、、、、、


大丈夫だと言っていたがなら君のその心配そうな表情はなんなんだ?あの子が心配なのは分かるが君まで、、、只でさえあの子が心配なのに君まで俺を心配させないでくれ、、、、、


君には笑っていて欲しいんだ、、、、、、






♂、、、でもやっぱり二人の方がいいな、、、♀






♀「・・・ね・・・ねぇ・・・きて・・・お・・・て・・・・・」



♪「んっ・・・・・」



あっ、、、私あの後眠ちゃったのか、、、頭がハッキリしない、、、何にも答えなんか出ないまま頭の中でぐるぐる回って、、、そのまま眠っちゃった、、、

、、、、、、暗い部屋の中に誰かが居る気配がするまだ眠たい瞼を必死に開き眼を凝らす、目の前には姉が立っていた、、、。

姉は何を考えているのか分からない様な顔をしていた。

、、、何を考えているの?



♀「あのね、姉さん兄さんと買い物に行ってくるわね・・・

  それじゃあ・・・・・・」



それだけ言い姉は部屋を出て行った、何をしに来たのだろうかその言葉だけなら書置きをテーブルにでも置いて行けばいいのにわざわざ私が起きる(起こす)まで待たなくても。




♪(・・・・・・今晩のご飯は何にするんだろ・・・)




まだ頭がちゃんと働かないからかそんなことを考えていた、、、だが、ふと、、、何かと言われれば何とは言えないがその何かが頭を(よぎ)った、、、、、




♪(・・・て・・・・・・まって・・・・・・まって・・・・・・まって)




♪「まって!!!」



私はその何かが過った時もう走り出していた、、、、、



♪「まって!兄さん姉さん!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  兄さんっ姉さんっ!!!」



私は部屋から玄関までを走ったが私の目の前で扉は閉った、、、、、



♪「はぁっはぁっはぁっっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嘘だ・・・

  違う・・・・・嘘だよね・・・・・違う違う・・・・・大丈夫・・・・・・

  ・・・・・違う・・・・・嘘だよ・・・・・違う・・・・・大丈夫・・・・

  大丈夫・・・・・ちがうっ!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ」



何時間兄さん達が出て行った玄関を見つめていただろうと思ったが思ったより時間は経っておらず、数分くらいしか経ってはいなかった。

先程まで荒い呼吸だったがいつの間にか平常に戻っていた私は重い身体を動かし自室へ戻った。




♪(あぁ駄目だ頭が働かない頭が真っ白だどうしたんだろう私の頭は・・・・・

  私ってこんなに馬鹿だったかな・・・・・。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  あははは・・・ははっ・・・ばーかばーか・・・・・ばーかなわたし~)










この日を境に兄姉は帰っては来なかった、、、、、。









見て頂きありがとうございます

今度も見て頂けたらと思っています。

皆さまありがとう!!!

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