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初見

 ロビーに入るや否や一つのプレゼントが届く。それは今日のボス戦の入場券だった。直ぐに参加するプレイヤーを入力して、俺達四人はクエスト出発口へ向かった。


 闘技場フィールド。いつもの風景を俺は見ている。しかし観客席には観戦者は誰もいない。いつも歓声が巻き起こる空間は静寂に満ちている。


「いよいよだな」


 後ろで篠宮がそう呟き、俺達はコクリと頷く。


「みんな、どんな相手かどうかわからない以上、気を引き締めていこう」

「分かってる」


 そう言い返すと、視界中央のカウントが後十五秒を切っている。そろそろ現れる頃だろう。そう思ったその時、正面でライトエフェクトが発生。そこから大きな影が出現する。大きさは三メートル。人型で、右手に剣、左手に盾を持ったモンスター。体は完全武装状態だ。奴の頭の上に出現したHPバーが四色に塗り潰される。敵の名前はヘキサ・ミレース。


(ヘキサ……?)


 何処かで聞いた事のある単語だ。そう思いつつ敵を観察する。


「プレイヤー?」


 珍しく白石が呟く。しかし、白石が言いたい事もよくわかる。何故なら俺もそう思ってしまっていたから。


「俺が最初に出る」

「どうして?」

「偵察みたいなもんだよ。俺が一撃加えたら、追撃よろしく」

「分かったわ。よろしく」


 剣を抜く。息を吐き、集中力を高める。そして、カウントがゼロに達して弾ける。俺はその瞬間、地面を蹴った。Pゲージを溜めながら最速で接近。剣が黄色いライトエフェクトを纏ったところで俺は斬撃を放ち、ミレースの持つ剣と衝突する。全身に衝撃が流れる中、俺は大きくバックジャンプする。すると俺の両隣から一ノ瀬と篠宮が顔を出し、攻撃を放つ。しかしその二つの攻撃は縦によって防がれる。その瞬間、二人の剣は盾を弾いた。そしてミレースの懐に現れた白石が稲妻のエフェクトを纏った大剣で奴の腹を抉る。驚きのアビリティでの一撃だ。ミレースは大ダメージを受けてノックバックする。


「ナイス白石」

「こんなの当然」


 白石の一撃で奴のHPバーは一割削れている。


「このままいくわよ」

「分かってる」


 俺はもう一度地面を蹴り、ミレースに接近した。

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