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挑戦

 俺の衝撃の告白に誰もが言葉を失った。まあその反応をするのは別に不思議じゃない。なんせ目の前にいるのは二千人万人ものプレイヤーの中のランキング七位。その人なのだから。しかし、この告白には俺も相当な覚悟が必要だった。篠宮達が驚いている理由もそれだ。この瞬間、俺はシュウである事がバレた。つまり、リアル割れ。


 長々と沈黙が続く中、白石が口を開いた。


「そうか……やっぱりそうなのか…………」


 そう言ってもう一度黙り込んで俯く。そして顔を上げた。その時の目は強烈な殺意がこもっていた。


「……っ!」


 あまりの威圧感に一歩足を引く。この感覚、この感じ、あの世界で味わうものと同じ物だ。


「一つ、賭けをしないか?」

「え?」


 いきなりの提案に驚きつつ、耳を傾ける。


「私とデュエルしろ。お前が勝てばこの事は内密にしてやる。負けたら、お前のリアルをネットに晒す。受けないのなら……分かってるな」


 この瞬間、俺はこいつとデュエルする事が確定した。なんせこの戦いは逃げられない。俺の命にまで関わる可能性がある。


「そんな、酷すぎるぞ!」


 篠宮が叫んだ。確かに最もな話だ。


「そうよ白石、それは賭けじゃなくて脅迫に近いわ」


 高坂もそう言って止めに入る。しかし、白石はそんな言葉に聞く耳を持たない。


「私はこいつとデュエルをしたいだけ。さあ、どうするの?」


 どうすると言われても、この勝負は受けるしかないではないか。


「分かった、やろう」


 俺がそう答えると、白石は「そう来なくてはな」と言ってヘッドリンクを渡してくる。


「座れ、やるぞ」

「ああ」


 俺は即答して座り、ヘッドリンクを頭に着ける。反対側に白石が座ったところで電源を入れる。いつものアナウンスが流れ、俺の意識は体から引き剥がされた。

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