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YOME DE A LIFE

「・・・何でだよ・・・何でお前いるんだよ。」


その少女・佐織。本名九音寺佐織。容姿端麗な美少女。髪は金色のような髪色のロングで瞳の色は青さが残るブルーアイ。バストは大きくウエストは引き締まり足もかなり長い。今時としては珍しくもないが中々いないだろう?こんな美少女は。


「何でじゃないよ~。僕も止文高校入るから。よろしく!」


遂に俺の高校にまで侵入するつもりか?だとしたら目的は何だ?


「何の目的で俺の高校に入るつもりだよ」


それだけは聞きたい。もし変な理由だったらこの家から叩き出してやる。


「そんな怖い顔しないでよ~。元恋人の欠片一つもなくなってしまったね~。何でかな~?」

「質問で返すな。まず答えろ。」


俺は質問を質問で返すのは好きではない。まずはきっちり答えてもらう。


「そうだね~。理由なんか特にない!でも今いる彼女にテストをしたいだけ。本当に優れているかどうかもね?」


テストだと?


「俺に彼女なんていない。」

「バレバレな嘘はついちゃダメだよ~。今日の行動一日中見ていたからさ。僕の目にはただの困ったちゃんにしか見えなかったけど・・・。そんな子じゃ僕には追い付けないよ~。」


何だと?今日一日中の行動を見ていた?


「ふざけんなよ。佐織。俺の柚希は誰にも渡しやしねぇよ。」


俺は誓う。佐織にだけは勝つ。俺の前でくたばる柚希なんか見たくない!柚希は負けるはずもない。


「柚希って言うの~?あの女。なんかムカつく。」

「あの女扱いすんなよ。早く出てけドぶす。」 

「何ですって~?きこえな~い。」


佐織は仕方なく椅子から降り「決闘は明後日。僕の編入初日ね。それまで精々首を洗って待っていなさい!あの女より私が上だと証言して見せるから~。そして奪う。あの女は捨てて」そう吐いて家を出ていった。


俺は佐織のいた机椅子を拭き扉の戸っても拭きコップはまた買えばいいから捨てた。


それらをやりながら考えた。あの女扱いしたあんなドぶすな佐織になんか負けるはずない。俺の柚希は渡さない。


するとチャイムが鳴る。誰だかわからないが扉をあけた。そこにいたのは柚希である。


「柚希。どうして家を知っているんだ。」

「GPSをたどり探したらここにたどり着いた。」

「いつの間にGPSが!?」


しばらくしてGPSの場所を教えてもらい探したらコートのポケットに入っていた。


「コートのポケットにGPSを入れるなよ。ビビったわ。」

「そうかすまぬ。」

「あっ、・・・いや・・・。」


柚希は疑問を持っている顔をし傾げるが思いきった様子だ。


「家に上がらせてもらえぬか?」


そう言うと柚希は「お邪魔します」と言い入る。

用意の良い妹はさすが!わかっていた。


「折り入って話がある。」


柚希はテーブル端の椅子に座りコップに入ったお客用オレンジジュースを飲む。


「話とは何だ?」


柚希は飲んでいたオレンジジュースを置き話す。


「話はだな。」


言葉に詰まっているように見えるがあえて触れない。


「私は・・・今日のデートからなんとなく思っていたんだ。」


柚希?様子が違うらしい。


「私を嫁にもらってはくれないだろうか?」


九話に続く

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