lunchでDATE
11時45分くらい。次行く目的地に向かい歩き出した。
「さっきからお腹が空いているからな~。気持ちのよい青空でもある。オープンカフェとかどうだ?」
「そうだな。だけど今日のために昨日予約した特別席のあるパスタ屋に行こう。」
そう俺は今日、この日のため12時枠でパスタ屋を予約しておいたのだ。しかも中々取れない特別席だ。常連の俺はいつでも予約可能だからだ。
「予約までしておいてくれたのだな。その気遣いに感謝する。」
「大げさだよ。」
「いや。大げさではない。本当に思っていることを言ったまでだからな!」
「はは・・ありがとうな。」
「うむ!!」
さてそんなこんな歩いて12時10分くらい。店の前に到着した。
名前は【パスリーターノ】。俺はここの常連だ。
店内は広々とした空間で何席かオープンになっている特別席がある。今日は晴れているため眺めも最高だろう。ちなみに特別席は全て3階にある。そのため奥の螺旋状階段を3階まで上がる。
「ここが席だよ。」
「おぉ。眺めが良いな~。」
特別席からの眺めは安蘇馬山が向こうに綺麗に見える。まだ雪が残ってそれも綺麗な星形。他には数々の街並みや野木もくっきりわかる。
「じゃあもうメニューも決めてあるから早速持ってきてもらうか。」
「うむ!そうしよう。」
そしてしばらくして頼んだ料理が並べられて行く。
メニューが全て揃い早速食べられる準備が出来た。
「さぁ。食べようぜ・・・ってもう食べてるな~。」
柚希はお腹が空いていたためもう食べ始めていた。
「まぁいいか。頂きます。」
俺はまず定番のパスタから食べ始めた。
★
俺は食後に珈琲。柚希は紅茶を頼んだ。
穏やかな時間が流れる。頼んだアフターを飲みふと思った。
名前すら知らないでも見覚えある少女とデート。ここまで楽しかったな。と思いふけつつ。
六話に続く。
ちなみにお会計は1万近くした。