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第六章 星々の狭間で(1)

 サッタールは胸から大きく息を吐き出し、のろのろと視線をポッドのスクリーンにはわせた。

 気を失ったのはほんの一瞬のようだった。ファルファーレ標準時を示すデジタルの数字は一分も変わっていない。

 が、すぐにけたたましい警告音が鳴り響き、小さくうめく。


「いったいアレはなんだ?」


 そのつぶやきは、エステルハージの緊張しきった声にかき消された。


「全員、異常はないか? 通信の周波数を合わせてオープンにしろ」


 とたんに学生たちの声が一斉に入り乱れた。

 脳味噌をかき回されるような痛みに耐えながら、サッタールも通信をつなぐ。

 何が起きたのは、わからない。が、ポッドのセンサーは母船であるロンディネ号が沈黙していることを知らせていた。

 船体に灯っていた明かりだけではない。常に発信されているはずのビーコンもない。ボッドのセンサーはロンディネ号を見失った、あるいは感知できないほど遠ざかったと判断しているようだが、目を凝らせばその船体はぼんやりと見えないこともない。


「一通りしゃべったらそれ以上の酸素を無駄にしないために、いったん黙れ」


 またエステルハージの声がして、スピーカーからはささやくような声しか聞こえなくなった。

 が、サッタールには、二十七人分の恐慌をきたした心がうねりとなって押し寄せてくる。その中で、エステルハージの思念が真っ直ぐにこちらにぶつけられた。


『ビッラウラ。非常事態だ。私の考えが読めたら返事をしろ』

『聞こえています。何が起きたと?』


 サッタールはエステルハージの心に自分のそれを沿わせた。


『わからん。いまいましいこのポッドは限られた機能しか付いてないんだ。だがロンディネが機能不全に陥ったことだけは間違いない。私のものには熱センサーがついているが、ロンディネの原子炉が暴走を始めている』

『……なぜ?』

『わからんと言っただろう』


 エステルハージの心も不安と恐怖でいっぱいだった。しかし元宇宙軍士官で、今は大学教官という経験と立場が、冷静さをかろうじて維持させていた。


『ビーコンすら発信されないのは異常だ。考えられるのは、全ての電気系統がイかれたとしか。独立系も含めてな。ところで君はここからでもホーガン大尉を捕まえられるか?』

『やってみます』


 サッタールは自分の力をぼんやりと見えるロンディネ号に向かってのばしてみる。その一方で、先ほど受けた衝撃は何だったのかと考えた。


『エステルハージ教官。ロンディネに異常が現れる前、何か感じませんでしたか?』


 念のために訊くと、エステルハージは即座に否定した。


『気づいたのはポッドからの警告があったからだ』


 それでは自分が感じたあれは、純粋な精神波とでも言うべきものなのか。それとも無意識に防御したせいで、ポッドの群に被害がなかっただけで、非常に強力な電磁波のようなものだったのだろうか。ロンディネ号はそれにやられたのか。



 思念を伸ばしたロンディネ号は、それこそ恐慌の中にあった。

 ホーガンの狂ったような焦りの声が聞こえた。


「炉心の外壁を爆破できないか? 機関部を封鎖して、真空にさらせば……」

「その機関部との連絡手段もありませんっ。ドアすらロックを外せないのに」

「全ての系統が死んでいますっ」

「くそっ、まずこのドアをこじ開けるんだっ!」


 常時丁寧な話し言葉と物腰だった船長が、今はそんな外面をかなぐり捨てていた。


『ホーガン船長。大学訓練生のサッタール・ビッラウラです。何があったんですか?』


 サッタールは異常事態にかかりっきりの船長に、これ以上の負担をかけないようにそっと話しかけた。軍人であるホーガンは敏捷に反応した。


『ビッラウラ? そうか、これが精神感応の力か』

『エステルハージ教官から、私ならあなたと連絡が取れるのではないかと提案されました』

『悪いが、なぜこうなったのかの説明はできん。我々は非常に強力な電磁波のバーストを浴び、全ての回路が焼き切れ、冷却のきかなくなった炉が暴走を始め、そして乗員はその瞬間にいた場所に閉じこめられている。むろんAIも死んだ。酸素供給も止まっているから、このままなら、もってもあと十数時間だろう』


 聞いた言葉を、そのままエステルハージに繋ぐ。元宇宙軍士官の教官は、低くうなったが、かろうじて声には出さなかった。


『ポッドの救難信号ではファルファーレに届かない。仮に拾われたとしても救助が来るのは一年後だ』


 この訓練前に言われていたことを思い出して、サッタールの頭からも血が遠のいた。しかし今、自分ができるのは二人の思考を橋渡しすることだけだ。


『非常用のバッテリーは?』

『それも作動するかどうかわからんが、機関部への連絡も……』


 ホーガンは、何か思いついたようにヒュッと短く息を吸い込んだ。

『サッタール・ビッラウラくん。君は機関士長にも話しかけられるかな? 少なくとも現状を知りたい』

『私はその人を知りません。誰をさがせばいいですか?』

『デイモンだ。ロバート・デイモン機関士長』


 サッタールはホーガンとエステルハージをつないだまま、次の人物を探し始める。

 会ったこともない人間を名前だけで見つけるのは困難だが、ロンディネ号の乗員は多くはないし、責任ある立場の人間の思考は、やはり分かりやすい。

 理不尽な事態と、対処方法が見つからないことへの怒りに満ちた人間を見つけて話しかける。


『デイモン機関士長。ホーガン船長があなたと話したがっています』


 サッタールの呼びかけに、デイモンは一瞬固まってから大声で答えた。


「何だとっ? 今、誰か船長のことを言ったか?」

『すみません。私は大学の訓練生で、精神感応力を使ってあなたに話しかけています。そのまま声に出してもらっても頭の中だけで答えてくれてもかまいません』


 デイモンは超常能力などに関心を持たない人物だったが、この事態を乗り切るためなら相手が船幽霊でもかまわないと思うくらいに実際的な男でもあった。


『船長はなんと?』


 少しトーンが落ちて、思念で答えたのを確かめて、サッタールはホーガンとデイモンを思念の輪の中に導いた。


『デイモン。炉の状態は? ここからでは冷却もうまくいってないだろうという推測しかできない』

『ええ。熱が上昇しているのを、俺たちはもう肌で感じてますよ』

『船の外壁をはがして炉を冷やせないか?』

『そのためにはクソ忌々しいここから出て、工具と爆薬のある区画への通路をこじ開けて、船外服を着て……くっそ、緊急事態になったら隔壁をロックするんじゃなくて解放する設計にしなかった奴らの首を絞め上げてやりたいですね』


 ホーガンは同感だとうなずきつつも、敵襲と船体破損の恐れがある軍艦ではどれも同じだと考えていたし、それはつながっている全員の心にも届いていた。


『やるための時間はどれくらいだ?』

『部下二人と船外服までたどり着くのに三時間はかかりますね。それからエアロックもぶっこわして、船体に爆薬を取り付けるまで、そうですな、一日がかりですな。それも、幸運の女神が微笑んだとして、です』

『それまで炉心はもつと思うか?』


 ホーガンの心は絶望に染められていた。デイモンも。


『こっちはなんとか非常用バッテリーまでたどり着いて、救難信号とビーコンは発信させる。トゥレーディア基地も大学もロンディネの航路は把握してるんだ。我々が帰還しなければ、おかしいと思うだろう。少なくとも……ポッドは睡眠状態になれば三年はもつ。そのためにもこの船が信号を発信せねばならん』


 はっきりと思考にしなくても、ロンディネ号の損傷は深刻であり、船の保持どころか乗員が助かるチャンスも少ないと判断しているのを、サッタールは感じ取って動揺する。

 だが、他の三人は、当たり前のことと受け止めていた。


『やれるとこまではやりますよ、船長』


 デイモンはそう言って、思考を部下に向けたようだった。思念が拾いにくくなる。


『ホーガン大尉。乗員を残りのポッドで避難させるべきだ』


 エステルハージが言った。


『しますよ。やれるだけやった後にね。それに、この状態ではポッドにたどり着いても射出できないよ。手で押し出すしかね。それより船外服をつけたほうが早い。少なくとも十二時間は稼げる。君たちはとにかくパニックを起こさないように、早々に眠らせた方がいいかもしれないな』


 あくまでも冷徹なホーガンの言葉がサッタールの胸に突き刺さる。


『そうですね。健闘を』


 エステルハージも平板に答え、ロンディネの二人を目前の仕事に戻らせた。それからサッタールに対して告げた。



『ビッラウラ。君の力で彼らに何かできないか? 君はここからファルファーレには連絡できないか?』


 サッタールはすぐには答えられなかった。

 ファルファーレという一つの惑星上ならば、できる。しかしトゥレーディアからですら試していない。ましてやここはファルファーレから一光年も離れているのだ。光の早さで進んでも一年かかるという距離。

 精神をそこまで伸ばせるのか、全く自信がない。


『試して、みます』


 しかしそう答える他なかった。ロンディネの炉があと何時間もつのかわからない。だが、今、この瞬間にトゥレーディアから救援船が出発すれば、間に合うかもしれない。


『無理ならそう言うんだ、ビッラウラ。彼らは勇敢だが、無駄に命をかけたりはしない。生き残るのが鉄則だ』


 エステルハージの懸念は痛いほどわかった。サッタールは一度、過去に飛んで昏倒したことがある。戻ってこられないかもしれないと、その時聞いたはずだ。


『試して、ダメそうなら引き返します。私が念動力者ならよかったのですが』


 最後の一言は自嘲になった。ここにいるのが自分ではなく、アルフォンソなら、あるいはショーゴならと、もう何度思ったことだろう。

 人の心を盗み見できるだけの自分にできることは、あまりに少ない。


『その前に、教官』


 それでもやれるならばやらねばならない。空間を越えるのに時間がかかるなら、空間を進みながら過去に飛べば間に合うのかもしれない。

 そう思いながら、サッタールは気にかかっていることを尋ねた。


『ロンディネ号に異変が起こる直前。私は得体の知れないエネルギーがこちらに向かってくるのを感じて、とっさに防御をしたようです。無意識なのではっきりと何がおきたのかはわかりませんでしたが。宇宙ではおこり得ることでしょうか? まさか人為的な……?』

『それは。ポッドのセンサーはむろん、ロンディネでも不意打ちだったようだから、私には何とも言えない。自然現象なのか人為的なものか。君にしか感知できない種類のものならば、人類の大半にとっては未知のものかもしれん』


 エステルハージは、しばらく思考の中に沈んだ。その間、サッタールは呼吸を整えていた。

 トゥレーディアでの訓練中、ファルファーレとの間に広がる虚無の深淵に身体がすくんだことを思い出す。

 夢の中ではそんなことはなかった。もしかしたら、その方法ならば、距離と時間を飛び越えられるかもしれない。

 だが、どうやってと考えると途方に暮れる気がした。


 一方、エステルハージは、胸に渦を巻く焦りと不安で、叫び出したいのを必死に飲み下していた。

 表面を取り繕うことはできる。冷静さを失わないだけの訓練だってつんだ。

 だが、この荒れ狂う内面も筒抜けになってしまえば、ビッラウラの負担は増えるばかりだ。

 エステルハージは、三度深呼吸を繰り返すと、念話の間もざわざわと不安を漏らす学生たちに向けて話し出した。


「諸君。ロンディネ号は現在機器トラブルが発生して、迎えに来られない状況にある」


 学生の一人が短く叫び声をあげたが、そのあとは黙って耳を傾けている。


「待つ時間は今のところ不明だ。さて、復習だが、ポッドの睡眠機構が自動で動き出すのは射出から何時間後だ、ブラッスール?」

「四八時間です。でももう移行してもいいかなあって気になってきましたー。お肌が荒れないといいんですけどぉ、仕様書にそこは書かれていなくって。どうなんです、教官?」


 ジゼルがいつもの調子で答える。チッと舌打ちの音も聞こえたが、スピーカーから感じる空気は少なからず和らいだ。


「もし肌荒れがしたら、軍に損害賠償請求したまえ。高性能センサーつきの人工皮膚を移植できるチャンスかもしれんぞ」


 エステルハージもこれにのる。


「という話が出るところをみると、僕らは極低温睡眠に入る可能性が高いってことですか?」


 誰かが質問する。


「めったにない体験だろう。どちらにしても我々は待つ以外にやることもないんだが。自分の精神状態から四八時間待てない者は手動ではいれ。起床時の平手打ちは免除する」

「救難要請は? ロンディネからはビーコンすら出されていません」

「おい、バカだなぁ。仮に救難要請を出したって、届くのは一年後だぞ。教官はどのみち睡眠状態に移行するなら、俺たちがパニクる前にやれって言ってんだよ」


 耳に痛い沈黙が再び落ちる。

 エステルハージのポッドには、各ポッドの乗員のバイタルサインが表示されていた。脈拍、血圧、呼吸数、体温、血中酸素濃度だ。全員が興奮状態にあるが、まだパニックは起こしていない。

 エステルハージは、自分こそパニクるなよと言い聞かせ、正直に質問に答える。


「当たらずと言えど、遠からずだ。ロンディネから救助要請は出せていない」

「……ホーガン船長以下の安否はわかっているんですか?」


 低い落ち着いた声はレワショフのものだ。


「全員事態解決に向けて任務を遂行中だ」

「あらゆる信号の送受信ができないのに教官がそれを知っているということは、ビッラウラが仲立ちしたんですね?」


 エステルハージは薄く微笑んだ。レワショフはサッタール・ビッラウラの力を目の当たりにした一人だ。多分、真っ先に思いついたのだろう。


「そうだ。そして救難要請も彼がやる」

「できるんですか? おい、ビッラウラ。お前さっきからだんまりを決め込みやがって。できるかどうか答えろよ」


 レワショフが口調を変えて呼びかけると、不機嫌きわまりない声が全ポッドのスピーカーを揺らした。


「やるさ。その為にも、あんたの雑念に邪魔されたくはないんだが?」

 サッタールがつっけんどんに返すと、レワショフがはっきりした笑い声をあげた。

「繊細なお坊ちゃまだからな」


 また緊迫した空気がわずかに和む。


「目が覚めたら天国だってなったら、お前を地獄に蹴り落としてやる。まあ、果報は寝て待てというから、昼寝するやつはとっとと寝ろよ。俺はもうしばらくこの星空を楽しむがな」


 物騒な言葉を吐きながら、レワショフは心の中で付け加えた。


『失敗しても俺たちは今より悪くなることはない。まあ、お前の脳は多少バーストした方が威力があるのかもしれんが、迷子にはなるなよ』


 サッタールはそのメッセージに返事はしなかった。学生たちの思念が無秩序に飛び込んできて、感情もかき乱されそうになる。

 ――不安、恐怖、不安、不安、期待、羨望、不安。

 その圧力に耐えながら、サッタールはエステルハージに言った。


「ファルファーレに飛んでみます。宇宙軍はここの座標は把握していますね?」

「航行計画表どおりだからな」

「誰に、あるいはどの機関に伝えるのが早いでしょう?」

「君が伝えやすいのは、やはり精神感応者だろう、コラム・ソルの。あるいはイルマか? どちらにしろ宇宙軍に直に伝えようにも、誰も信じんぞ。ああ、一番君が影響力を振るえるのは公安か」

「ケイがトゥレーディアにいるじゃない」


 横からジゼルが口をはさむ。


「単なる訓練中の大学生が何を言っても軍の艦艇を動かせはせんぞ」


 エステルハージが速攻で却下し、続けた。


「全員、自分のバイタルをチェックしろ。パニックを起こしそうなら即座に眠れ。起床時の平手打ちは免除だ」


 厳しさのこもった声に、学生たちはかえって安心を覚えたかのように各々のやり方で心を落ち着かせようと努力を始めた。


『私はぎりぎりまで眠らない。君が救助要請に入っている間、できることはあるか?』

『……睡眠機能は使いませんが、私は半ば眠った状態になると思います。おそらくその方が遠くまで飛べると思うので』

『自力では起きられない?』

『その場合は自動で低温睡眠下になるでしょうから、起こすのはまた姉か誰かに頼ることになると』

『それは彼らが自ら動くだろう』

 もし生還できたらとは、どちらも言葉にしない。

『あと……もう一度、何らかの精神波衝撃がきた場合、私は防御できません』

『つまり?』

『ロンディネ号のようにポッドも機能不全になるかもしれない』

『心を飛ばしつつ防御はできないだろう? 待っていれば帰還しないロンディネ号を追って軍の救助はくるかもしれんが、それでは我々は助かってもロンディネの炉はもたない。ホーガン大尉以下の乗員は確実に死ぬ。君が成功すれば全員が助かる可能性はある。しかし第二波がきた場合は全員が死ぬ。なるほど。第二波、第三波が来た場合、君は確実に防御できるか?』

『正直に言ってわかりません』

『君がファルファーレに届く確率とでは?』


 サッタールは、つながっているエステルハージから自分の動揺を懸命に隠した。


『間をおかずに精神波がきたら、防げないと思います。先ほども一瞬ですが気を失いました。比べるならば、心を飛ばす方が可能性は高いと思います』

『ならば行け。次があっても、覚醒していたら補助機能に切り替えられるかもしれない。どのみち三回目はなしなんだろう。私は君を信じるよ。イルマほどではないけどね』


 健闘を祈ると小さく笑って、エステルハージは意識を各ポッドへと向けた。

 フィロメロスからの航行の間、ホーガン船長と話したことを思い出す。能力を最大限使って常に生還しろという。


 サッタールは目を瞑り、自分の意識の海へと潜り込んだ。やがて、背を包むシートの感覚が薄れ、呼吸の数もわからなくなって、深い瞑想に入っていった。

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